【人生観が大きく変わり、一生の仲間がみつかる】
こんにちは。ICCパートナーズ 代表の小林 雅です。
Industry Co-Creation ® (ICC) サミットは、「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回300名以上が登壇し、900名以上が参加する。そして参加者同士が真剣に議論し、学び合うためのカンファレンスです。

ICCサミットは年2回 の開催です。次回は2022年9月5日〜9月8日 京都において「Industry Co-Creation ® (ICC) サミット KYOTO 2022」を開催いたします。
ICCサミットの運営は約120名のボランティア・チームで運営されています。
ICCサミット KYOTO 2022に向けて運営チームの新規募集を行います。継続参加の運営チームメンバーが多く約100名のチームメンバーが決まっており、今回の新規募集は30名程度を予定しております。
一旦締め切りしておりましたが2名の欠員がでため追加で2〜4名の募集を実施します。応募は以下のフォームから応募をお願いします。
応募フォームの主な質問事項は以下の項目となります。
- これまでのご経歴・ご経験を教えてください。
- チームで目標や目的に対してやり遂げた経験と、その経験の中でご自身がどのようにチームに貢献されたかを教えてください。
- ICCスタッフに応募された理由を教えてください。
さて、熱心なメンバーが集まるICCサミットという「場」はどんな場でしょうか?
ドキュメンタリー動画を応募フォームを記入前に必ずご覧ください。
ICCサミット KYOTO 2022の運営チームのスケジュールと役割
以下、運営チームの拘束時間や仕事内容に関してです。
<開催予定>
2022年9月5日〜9月8日 ICCサミット KYOTO 2022 開催地: ウェスティン都ホテル京都 など
<拘束時間>
2022年9月4日(日) 19:00〜21:00 スタッフ前夜祭(希望者のみ)
2022年9月5日(月) 9:00〜21:00 準備日
2022年9月6日(火) 7:00 – 22:00 ICCサミット 1日目 (メイン・プログラム)
2022年9月7日(水) 7:00 – 22:00 ICCサミット 2日目(メイン・プログラム)
2022年9月8日(木) 7:00 – 18:00 頃 ICCサミット3日目 (夜は宿泊型の打ち上げあり)
スタッフは最低 9月5日〜9月7日の20時頃までの拘束となります。3日目(9月8日)は参加可能メンバーのみで運営し、80-100名程度のスタッフ参加を予定しております。
9月8日(木)の夜は旅館「南禅寺 八千代」において宿泊型の打上げイベントを開催します。打ち上げの模様は以下のKYOTO 2020の様子の記事をご覧ください。

【運営チームに求めるもの】
Industry Co-Creation ® (ICC) サミットは、「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回300名以上が登壇し、900名以上が参加する。そして参加者同士が真剣に議論し、学び合うためのカンファレンスです。
運営チームのコミュニティをしっかり運営し、相互に学ぶ機会を創りたいと考えております。社会人・学生問わず募集しております。ぜひともよろしくお願いいたします。
【運営チームの仕事】
運営チームは主に当日の受付、進行、誘導などの仕事を担当いたします。以下が概要となっております。
ICCサミットを共に創ることによって運営チームメンバーの「成長機会」となることを目指しております。運営チームメンバー同士が交流することやセッションの聴講ができるように工夫をしています。
ICCサミット FUKUOKA 2022のスタッフ打上げイベントのときに「チーム・カタパルト」を開催しました。各チームの代表者が4分間でプレゼンしています。どのような仕事だったのか? どのような学びがあったのか?ぜひご覧ください。
- ICCサミット FUKUOKA 2022 スタッフ打ち上げ(1回目)会場・アワード
- ICCサミット FUKUOKA 2022 スタッフ打ち上げ(2回目)受付・誘導・CCN&RT・サポート・バリスタ・メディア
運営チームとしての仕事概要は以下のような仕事があります。
A. 会場運営チーム / アワード・チーム / Co-Creation Night 運営チーム
セッション会場の運営を担当するチームです。以下が主な仕事内容です。
- セッション会場のステージ関連業務を担当します。ステージ担当はプレゼン機材の接続などの準備やネットワークの設定確認などが主な仕事です。
- セッション中の質疑応答のマイクランナー(質問者にマイクを受け渡しを行う)の仕事です。セッション以外の時間帯は受付業務のサポートや会場入口においてセキュリティチェック・誘導の仕事を担当します。
- 上記に加え、司会もボランティアスタッフが担当しています。
アワード・チームは「アワード」の企画・運営を担当するチームです。会場運営チームと密接と連携しながら展示・体験の企画を担当します。
- 【速報】「デザイン & イノベーション アワード」のグランプリは導入コストと職人不足の課題を同時に解決!「建設用3Dプリンタ」を提供する「株式会社Polyuse」(ICC FUKUOKA 2022)
- 【速報】「フード & ドリンク アワード」のグランプリはジビエソーセージ・ジビエハム提供の「イノP / 農家ハンター」!(ICC FUKUOKA 2022)
Co-Creation Night 運営チームはICCサミットの夜に実施するテーマ別ディスカッション企画の運営チームです。ホテルの1フロアを貸し切った企画の運営を担当しています。




B. 受付チーム
ICCサミットの受付業務や会場誘導業務を担当します。新規メンバーが多く参加し、毎回フレッシュなチームで運営しています。

C. サポート・チーム & バリスタ・チーム
スポンサーブースなどでコーヒーや炭酸飲料などのサポートを行っております。飲料の配布や補充をサポートする仕事です。ICCサミット FUKUOKA 2020から「バリスタ・チーム」を組成し、オリジナルのラテを提供しました。飲食業のアルバイト経験あるメンバーが主に担当しました。「バリスタ・チーム」は進化し、ICCサミットの飲料の提供を飲料やフード提供を行うパートナー企業(例:ベースフードなど)とともに行っています。


D. スピーカー誘導チーム / カタパルト誘導チーム
スピーカー誘導業務は登壇予定のスピーカーの方を事前打ち合わせを行う控室に誘導することと打ち合わせ終了後に会場まで誘導する仕事になります。スピーカーの方と接する仕事となるためマナーのしっかりしたコミュニケーション能力の高い方が担当します。業務以外の時間帯はセッションの聴講は可能です。
カタパルト誘導チームはピッチコンテスト「カタパルト」のプレゼンターや審査員の誘導やカタパルトの運営を担当するチームです。


E. メディア・チーム
ICCの公式FacebookページやTwitterでの情報発信などに必要な業務を行うチームです。「ビジュアル・コミュニケーション」を重視した配信をしており、動画の編集や写真選定などの経験のある方を募集しております。プロのカメラマンに対するディレククションを行うなど担当します。写真撮影や映像の収録・編集はプロのチームが担当しています。担当する会場に限定されますがセッションの聴講は可能です。


ボランティアスタッフ支援プログラム
ICCサミット運営チームのスカラシップ・プログラムやオフィシャル・サポーター制度が出来ました。学生スタッフと若手社会人(29歳以下を予定)の旅費の最大50%の補助をする制度とICCサミットの運営チームへの参加を有給休暇ではなく「研修」として参加することを認定する(という会社がある)という仕組みです。
【スカラシップ・プログラム】
遠方から参加する学生や若手社会人(29歳以下)のスタッフ参加者 35-40名の交通費・宿泊費の50%相当を負担する仕組みです(適用ルールなどの詳細は応募者に別途連絡)。
前回 ICCサミット FUKUOKA 2022の支援企業は以下の企業にご支援いただきました。
- 株式会社セプテーニ・ホールディングス(8) 佐藤 光紀さん
- 株式会社HAiK(8) 山内 宏隆さん
- 株式会社キュービック (8) 世一 英仁さん
- 株式会社ReBoost (5) 河合 聡一郎さん
- 株式会社グッドパッチ(5) 土屋 尚史さん
- 武蔵野大学アントレプレナーシップ学部(4) 伊藤 羊一さん
- 株式会社マネーフォワード (3)金坂 直哉さん 竹田 正信さん
- ベースフード株式会社 (3)橋本 舜さん
- 株式会社 dof (2)齋藤 太郎さん
- 株式会社CARTA HOLDINGS (1) 宇佐美 進典 さん
スカラシップ受給者として参加した運営スタッフのレポートもぜひご覧ください。
【過去のスタッフレポート】
過去のインタビュー記事を是非ご覧ください。現在も活躍するメンバーです。
<ICCサミット FUKUOKA 2022>
- 仲間に、そして自分自身にも興味関心を持ち、愛を持って接する。これが私のキーワード。(阪上 結紀)
- 「リスクなくして、リターンなし」チームメンバーへのリターンも考え、統括として挑んだ3回目のICCサミット(滝澤 直人)
- 自分に問う。私は、何に魂を燃やし、どのような社会を創りたいのか?(長瀬 亜美沙)
- 自分の専門分野、所属、立場それら全てを取り払い、「人として」自分の資質と向き合った4日間(長谷川 千晃)
<ICCサミット KYOTO 2021>
- 初参加は、達成感より悔しさ。最適解を求めるのではなく、自信に繋がる行動を見つけられた(遠山さくら)
- 学べるものは全て学びたい!初参加の自分が「ともに産業を創る」の一部になっていると気づいた瞬間(平口 創太)
- 一番大事なのは「人」。6回目の参加で気づいた私のモチベーション(原口 史帆)
- 一人ひとりが「こうしてみよう」と考え、「挑戦できる場」を全員で作るプロフェッショナル集団で得た私の学び(沖田 真衣)
<ICCサミット FUKUOKA 2021>
- 強い意思を持ち、チャレンジし続ける勇気をもらった (平野 紗希)
- チーム全員で想定外の事を解決するのが私にとってのICCの醍醐味(中野 聡美)
- 「ともに学び、ともに産業を創る」って、「僕たちスタッフ同士も学び、ともに創ること」なんだ! (佐久間 崚平)
- 運営スタッフとして自分らしいリーダーシップを学び、いつか経営者となり社会に還元していきたい (本田 隼輝)
- 「自分で考え、実際に行動を起こす」を繰り返して得たICC参加の本当の価値(西郷 亮)
- 選ばれた新人賞。ICCには、殻を破って自分らしくいられる場と仲間がいた(狩野 菖)
<ICCサミット KYOTO 2020>
- 14チーム、4分間のガチバトル!スタッフMVPを表彰する最後の打ち上げに「チーム・カタパルト」登場!
- 1つの会社で全てが得られることはない。仕事では経験できない学びと環境がある【ICCサミット KYOTO 2020 スタッフMVP 1位:宍戸 直也】
- スタッフ歴を重ねた今でも、毎回違う“成長痛”を感じることができる【ICCサミット KYOTO 2020 スタッフMVP 3位:萩森 修平】
<ICCサミット FUKKUOKA 2020>
- 社会をより良くする一人の地球人として、全力でこの身を投じ続ける(岩元 颯オリビエ)
- 社会人0年目。夢と刺激に溢れる世界に触れて、人生の選択が変わった(鵜飼 のどか)
- ICCは理想のコミュニティ。全員が本気で取り組める組織を、自分も創っていきたい(萩森 修平)
- 仲間との“血の通ったコミュニケーション”から、組織マネジメントに大切なことを学んだ【ICC FUKUOKA 2020 スタッフMVP 1位:山本 丈善】
- 常に新しいことが起こるICC。その場で最善策を考え抜き、実行する【ICC FUKUOKA 2020 スタッフMVP 2位:金田 拓也】
- 個人だけでなく、チームで輝く。ICCは、人としてどう働いていくのかを研鑽する場【ICC FUKUOKA 2020 スタッフMVP 3位:市川 大樹】
- 「ともに産業を創るとは何か?」その問いを常に抱きながら【ICC FUKUOKA 2020 スタッフMVP 4位:三輪 開人】
- スタッフ参加であっても、自分を試し、学び、産業を創りたくなる【ICC FUKUOKA 2020 スタッフMVP 6位:下川 泰弘】
- リーダーたちの情報処理力・コミュニケーション・ユーモアに触れ、自分の課題が見つかった【ICC FUKUOKA 2020 スタッフMVP 7位:池田 史】
- 初挑戦の本番前日、不安を伝えてチームがひとつに。「任せること」を考えるようになった【ICC FUKUOKA 2020 スタッフMVP 8位:高杉 涼平】
<ICCサミット KYOTO 2019>
- 熱狂する組織に触れて、もっと成長したい、できるはずという想いを新たにした(坂井 健)
- ICCは「こういう環境に身を置きたかった!」と思えるような場所(堂野 絢子)
- 仕事を愛せて、地球と人への貢献にこだわる大人になりたいと、強く思えるようになった(豊島 里香)
- 4回目の参加で初会場・初司会。緊張の中で見えてきたもの(能任 花林)
- 最高のチームで最高の結果を出す。その最高峰がICC(澤谷 賢太)
- 「人生を賭けた7分間」に立ち会った緊張と興奮(高木 友貴)
- 挑戦する仲間と共に「自分の価値、自分らしさ」を再発見する場(西川 友邦)
- 「運営をサポートする」ではなく「ともに産業を創る」の気持ちで(荒木 珠里亜)
- 半年に一度、視座を上げて自分の将来を思い描く時間(高野 葉子)
- 限られた時間のなかで、成長を倍にできる体験がある(福西 祐樹)
<ICCサミット FUKUOKA 2019>
- 「自分が信じるものをやりきる」というバトンを引き継ぎ、いつか胸が張れるようになりたい(高木 友貴)
- 学んだことは、「量を追わず質を追い求めることが量を生む」というパラドックス(山本 丈善)
- 経営者・参加者・スタッフの「本気」がぶつかるICCは、自分に向かい合うきっかけを与えてくれる(濱田 凛)
- さまざまな人が集まって一つのものを創り上げる場で、自分の強みがわかった(能任 花林)
- 体験してみないとわからない、予期せぬ素晴らしい出会いと気づきがあった(柳林 康)
運営チームに求めるもの
Industry Co-Creation ® (ICC) サミットは、「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回300名以上が登壇し、900名以上が参加する。そして参加者同士が真剣に議論し、学び合うためのカンファレンスです。
ICCサミットの運営チームとして最高のチームを創りたいと考えています。長文になりますが是非一読頂ければ幸いです。
運営チームのコミュニティをしっかり運営し、相互に学ぶ機会を創りたいと考えております。社会人・学生問わず募集しております。ぜひともよろしくお願いいたします。
ICCスタッフのドキュメンタリー動画(約10分)をぜひご覧ください。
ICCサミット運営を通じて社会に役立つ人材を育成・発掘する
ICCサミットの運営チームはボランティアチームを中心に運営されています。大型のカンファレンス運営は通常はイベント運営会社に運営を委託するのが一般的な運営方法だと思います。それを自前でボランティアチームを中心に運営するのは理由があります。
運営を通じて社会に役立つ人材を育成・発掘することです。そのためICCは「カンファンレンス」なのですがもともとカンファレンスの運営経験がある方はほとんどいないというチーム構成になっています。
ICCサミットは参加するだけでも多くのことを学ぶことができるのですが、運営チームに参画することで成長の「きっかけ」になるような場になるように心がけています。単にカンファンレンスを運営すれば良いのではなく、人材の育成や発掘の場にならなければならない。ICCパートナーズは強い信念をもって取り組んでいます 。
ICCサミットのコンセプトに強く共感する人材を集める
人材の育成や発掘の場といってICCサミットをしっかり運営することが必須条件です。そのためICCサミットの目指す「ともに学び、ともに産業を創る。」というコンセプトに共感し、このコンセプトを実現したいと心の底から思うメンバーを集めています。
一般公募をしているとよくある参加志望の動機としては「参加費が高いので運営チームでも良いので参加したい」とか「登壇者の話が聞きたい」「人脈を作りたい」というものです。やはり、「なぜICCサミットの運営チームメンバーとして一緒にやりたいか?」という動機を重視しています。

運営チームメンバーの「成長機会」を提供する
ICCサミットの運営チームのマネジメントの基本的な考え方は「従業員満足度(ES)が顧客満足度(CS)向上につながる」というサービス・マネジメントの原則の考え方を採用しています。 運営チームメンバーの一緒に働いたときの満足度をとても大切にしています。
ICCサミットは成長企業の経営者・幹部が300名以上登壇するようなカンファレンスのため、運営チームメンバーも「自分も起業したい」とか「成功したい」といった成長意欲あふれるメンバーが集まります。
高い成長意欲を持つメンバーの「満足」とは何か? それは「成長機会」を提供することです。
成長機会とは何か具体的なことは ①セッション(プログラム)を聞いて学ぶこと。 ②通常の参加者とスタッフの垣根をなくし、交流する機会をつくること。 ③スタッフのコミュニティを作り相互から学び、刺激を受けること。 この3つをとても大切にしています。
①の「セッション(プログラム)を聞いて学ぶこと」というのは通常の参加者と同様にセッションを聞いて学ぶ機会を提供しています。もちろんスタッフ業務をするのでA会場担当であればA会場のセッションしか聞くことができないなど制約はありますが、参加者同様に聞くことができる。
受付のような会場の外にいるメンバーはシフト制にしてセッションを聞く時間を作るようにする。できるだけプログラムに参加できるようにすることで学ぶ機会を作ることもできますし、さらにはICCサミットをより良い場にしようというコミットメントが高まります。 自分が素晴らしいと思った場をさらに素晴らしい場にしたいと思うようになるのです。
②の「通常の参加者とスタッフの垣根をなくし、交流する機会をつくること」は、スタッフが通常の参加者と同じパーティに参加することができるというものです。
参加者の方もボランティアスタッフに声をかけてくれたりする。このような機会は刺激になる。 一般的に「スタッフ」というと参加者と普通に話すのは難しいです。
ICCサミットの考え方は「運営チームのコミュニティの一員である」という考え方から通常の参加者とスタッフの垣根をなくし、フラットな関係を作ることを心がけています。
運営チームメンバーがこのように接することによって人生が大きく変わります。このような機会を作ることは社会に役立つ人材を育成・発掘することにつながるのです。
③のスタッフのコミュニティ作りもとても重要です。同年代のメンバー同士が切磋琢磨する環境を作ることが重要になります。多様なバックグラウンドのメンバーを集めることなど運営チームの採用の段階で気をつけています。
大学生のスタッフであれば同じ大学生なのにこんな凄い人がいるということは刺激になります。そんなメンバーを常に探し続けることがICCサミットを率いるリーダーの重要な仕事です。 開催前にはキックオフ・パーティのような飲み会があり、開催後は打ち上げがあります。
さらに幹部メンバーになると定期的に勉強会をしたり集まる機会を作るように工夫しています。ICCパートナーズが主催する飲み会や勉強会以外にもメンバー自主的に飲み会を開催するなどしています。 会社の枠を超えた「つながり」がある。それがICCサミットのスタッフ・コミュニティです。
2019年12月には運営チームの31名を集めた1泊2日の「リトリート」も初めて開催しました。箱根の強羅花壇やハイアットリージェンシー箱根で「箱根リトリート」を開催しました。2020年7月には2泊3日に拡大し、星のや軽井沢で「軽井沢リトリート」。2020年12月には2泊3日の伊豆リトリート(「おちあいろう」「望水」)、2021年5月には那須リトリート(界 川治 / アートビオトープ那須)を実施するなど年2回のリトリートを通じて親睦を深めています。
ボランティアチームを支える運営手法
ボランティア・チームで運営するというのは心配なことが多いと思います。ICCサミットは運営マニュアルを約500ページに渡り詳細に作りこみます。各チーム単位での業務改善の取り組みも盛んに行われています。 ICCの運営チームのマネジメントは「ウィニング・カルチャー」のチーム作りです。 素晴らしいメンバーを集め、運営方法も素晴らしいメンバーから評価されるような方法論を作ることです。

ICCの運営方法は詳細な運営マニュアルを作成し、ボランティア・メンバーの方は前日の準備から参加するだけです。つまり事前の打ち合わせはなく、運営マニュアルを読んで本番に挑みます。運営のミスらしいミスはほとんどなく、運営することができたのはしっかり準備をすることに尽きます。4日間の運営マニュアルは全体は500ページ以上の文量になります。すべてGoogle Documentで作成され、クラウド上で管理されています。

運営マニュアル
責任者が会場の配置や設備など熟知することでカンファレンスの運営のデザインをする。誰でも具体的に実行可能な内容にすることが重要であると考えています。
責任者自らなぜここまでやるのか? それは開催当日の運営は1人では運営できないからです。当然なのですが受付から会場運営まで1人で運営はできません。いろいろなメンバーの協力ではじめて開催できます。それもボランティアのスタッフですから責任者が本気でやらないと誰がやるのか? と日々思っています。
責任者が本気で準備し、コミットメントをすることで運営チームメンバーもはじめて素晴らしい仕事ができるようになります。ICCサミットにおいても当日スタッフが「何かやることはないか?」と暇になるくらい準備をする。
ICCサミットの開催後には運営チームメンバーがMVP投票を行います。一人につき3名まで投票可能です。投票数が多い方がMVPとなります。登場の上位10名程度はMVPディナーに参加できます。上位のメンバーはクロージング・パーティ(打ち上げ)において表彰式を行います。以下の写真はICCサミット KYOTO 2020のMVPメンバーです。


規律を重視したマネジメント
ICCサミットの運営チームのは「規律」を重視しています。「規律」とは何か? これはICCサミットの運営メンバーが大切にしていることから生まれました。いくつか事例を紹介します。
1つ目は「時間を守る」という点です。ICCサミット当日の集合時間は7時集合です。7時集合ですがほとんどメンバーが早く集まり、自発的に仕事をスタートしています。
2つ目は「お互い率先して助け合う」という点です。決められた仕事をするのは当たり前で早く仕事が終わったら他のチームの仕事を率先してサポートするなどお互いに助け合うという価値観がICCサミットの運営チームにあります。これはとても大切にしていることです。いろいろなメンバーが参加しているためコミュニケーションをすることで学びになりますし、全体の仕事が早く終わるほうが良いわけです。このように「利他の精神」が基本にあります。
3つ目は「自己中心的な行動が目立つ仕組みがある」という点です。ICCサミットでは主要メンバーによる運営スタッフのパフォーマンスレビューという人事評価のようなものがあります。その時に必ず問題として挙げられるのが「自己中心的な行動」です。「ボランティア」として参加するからには最大限にメリットを享受したいという考え方をするのは自然です。
「受付の仕事をしないで経営者の方と名刺交換をすることばかりしていた」「スタッフの仕事があるのに参加する経営者とミーティングを優先していた」「経営者との交流を重視し、深夜まで飲みすぎて体調不良でスタッフ業務を放棄した」「(他のスタッフを考慮せず)自分だけ楽しむことに頭がいっぱい」などICCサミットの運営チームの価値観とは異なる行動があった場合はストレートなフィードバックがあります。このようなことはすぐに分かります。
自浄作用が働く規律があるのがICCサミットの運営チームの特徴です。Co-Creationの精神を持つメンバーにとってはとても気持ち良く楽しいチームです。実現したいことや学びたいことは1人1人異なりますが、相互に助け合うことで共に目標を実現する。素晴らしいチームメンバーです。
運営チームの組織開発
運営チームの配置は人材育成においてとても重要になります。これは通常の企業と同じなのですが運営メンバーがどのように成長してほしいか?を考えて配置します。メンバーとはいろいろと話すのですが会話を通じてどのように考えているのか理解し、実際に配置に活かしていきます。
運営チームの組織はチーム単位で行動します。受付チームやスピーカー誘導チームといったような「機能別」の組織になっています。チームの名称も誰もが理解できるように「受付」とか「スピーカー誘導」」などの名前にします。チームは4名程度のチームにして運営します。

チーム単位に仕事があるのはボランティアチームだとどうしても病気で欠席などの欠席のリスクがあるためです。個人に仕事を割り振るのは極力さけ、チーム単位で仕事をする。チーム内の仕事の分担はチームリーダーが決めるというものです。
チームリーダーには経験を積んだスタッフを配置します。新しく入るメンバーと経験を持ったメンバーが一緒に動くことで新人は運営方法を学び、リーダーは人をマネジメントすることを学びます。
リーダーの担当はできるだけ固定化しないようにします。受付リーダーだった方は今回は会場の運営リーダーをやろうとかできるだけ配置転換をすることでいろいろな仕事を学び、いろいろな人と一緒に仕事するようになります。
どの仕事もそれほど難しい仕事ではないため、運営マニュアルさえしっかりしていれば誰もが真面目に取り組めばできるようになります。
リーダークラスが複数の業務を経験することで運営チームはレベルアップしますし、マンネリ化せずに新しい成長機会を得ることができるように工夫しています。開催後はリーダークラスから各メンバーの働きぶりのフィードバックがあります。
「次回はリーダーとして活躍できる」などのフィードバックがあり、その結果を次の開催につなげていきます。ボランティアチームにも人事評価があるわけです。このフィードバックは実に的確なフィードバックが戻ってきます。
運営チームのチーム・ビルディング
ICCサミット KYOTO 2020の準備段階から「Slack」が導入されました。今まではFacebookメッセンジャーなどを使用していましたが、ナレッジの蓄積なども含めSlackの使用が最善であると運営チームメンバーが自発的に考え、導入となりました。
結果として各チームごとに日々 活発なコミュニケーションが行われました。ICCサミット KYOTO 2020は8月31日〜9月3日まで開催しましたが、開催後も継続的なコミュニケーションがSlack上でおこなれています。

また、ZOOMなどオンライン会議が定着したこともあり、オンラインでの準備ミーティングも行われるようになりました。

新人メンバーにはウェルカム・ディナーなどオンボーディングの仕組みも導入するなどチームビルディングに力をいれております。
運営チームの継続性
ボランティアチームの場合はメンバーは必ず入れ替わります。予定が合わないこともあるし、スタッフを「卒業する」ということがあります。これはボランティアチームの宿命であるのですが、人材が輩出されることは素晴らしいことだと思っており、入れ替わりは新しいメンバーを追加できる大きなチャンスと考え、ICCサミットでは「一期一会」を大切にしています。
チームマネジメントで重要になるのは参加の継続性です。リテンションがとても重要になります。そこで 「従業員満足度(ES)」が重要になるわけです。継続的にICCスタッフとして参加すると登壇機会もあります。
運営スタッフがそれぞれ成長機会があるし、楽しいと思うような場であれば継続して参加したいと思うし、さらにはリーダーとなって同じような成長機会を得てほしいと還元したいと思うようになります。スタッフのコミュニティが重要になるのは参加の継続性を高める上でもとても重要なのです。
業者を業者と思うのではなく「仲間」である
チームICCは運営はボランティアチームばかりではありません。写真撮影など「プロ」の力を借りています。しっかり報酬をお支払いし、参加頂いております。チームICCは一般的には「業者」と言われる方も同じチームICCのメンバーとして同じユニフォームを着て運営しています。
写真撮影はフォトクリエイトのメンバーが担当しています。写真はカメラマンの江本さんです。写真撮影に利用するシートのしわをアイロンで伸ばしている姿はぐっときます。

運営スタッフの仕事はテキストを読んでいてもイメージが付きにくいため、冒頭で紹介したようなドキュメ ンター動画はとても効果的です。仲間であるワンダーグラフィックスさんにお願いしており、ボランティアチームと一体となって仕事をしていたこともあり、スタッフドキュメンタリーは現場を深く理解した上でしっかり撮影いただいております。

ICCのユニフォーム
ICCサミットでは運営チームメンバーは「ユニフォーム」を着て仕事をします。「仲間」であるのはもちろんですが、お互いに運営メンバーであると認識するための重要なツールです。

最後までお読みいただきありがとうございます。ICCサミットでは運営チームメンバーを募集しております! こちらの応募フォームからぜひ応募いただければ。
より素晴らしい場にしていくことが私の重要な仕事であり、そのためにICCカンファレンスの考え方をしっかり書こうと思い、この長文の内容になりました。 運営チームとして参加すれば必ず成長し、素晴らしい仲間が見つかります。
素晴らしいスタッフメンバーが集まれば本当に素晴らしいカンファレンスになります。ぜひ一緒に創りあげるメンバーを募集しております。
よろしくお願いします。