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【最終回】「集中力を可視化する」JINS MEMEを活用したワークスタイルの変革(ジェイアイエヌ井上)【K16C-JIN #3】

ジェイアイエヌ井上さんの「JINS MEME」プレゼンテーションです。3回シリーズ(その2)は、JINS MEME を活用した、オフィスワークへの取り組みについてお話し頂きました。眼の動きから集中力を測定することで、マインドフルネスの導入やテレワークといったワークスタイルが促進されます。2016月9月6日・7日に開催したICCカンファレンス KYOTO 2016「カタパルト」IoT/ハードウェア特集 supported by Makuake プレゼンテーションの書き起こし記事です。ぜひ御覧ください。

ICCカンファンレンスは新産業のトップリーダー160名以上が登壇する日本最大級の招待制カンファレンスです。次回ICCカンファレンス FUKUOKA 2017は2017年2月21〜23日 福岡市での開催を予定しております。

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本記事で特集しております8分間のプレゼンテーションを行う「CATAPULT(カタパルト)」のプレゼンターを募集しております。「スタートアップ」「社会起業家」「IoT/ハードウエア」「リアルテック」の4カテゴリーで募集しております。ぜひ募集ページをご覧ください。

登壇者情報
2016年9月6日・7日開催
ICCカンファレンス KYOTO 2016 「ICC SUMMIT」
Session 7B
CATAPULT(カタパルト) - IoT/ハードウェア特集 -
Supported by Makuake
 
(プレゼンター)
井上 一鷹
株式会社ジェイアイエヌ
JINS MEME Gr 事業開発担当
 
1983年生まれ。慶應義塾大学理工学部卒業後、戦略コンサルティングファームであるアーサー・D・リトルに入社し、大手製造業を中心とした事業戦略、技術経営戦略、人事組織戦略の立案に従事。2012年にジェイアイエヌに入社。社長室、商品企画グループマネジャーR&D室マネジャーを経て、現在は、開発を手掛けてきたJINS MEMEの事業部を発足、技術面から事業面の開発に従事している。学生時代に算数オリンピックアジア4位、数学オリンピック日本最終選考に進んだ経験がある

その1はこちらをご覧ください:メガネ×IoT!眼の動きを測定する「JINS MEME」(ジェイアイエヌ 井上)【K16C-JIN #1】
その2はこちらをご覧ください:IoTメガネ「JINS MEME」で変わるドライブやランニング(ジェイアイエヌ 井上)【K16C-JIN #2】


プレゼンテーション動画(約8分)もぜひご覧ください。

オフィスワーカーの集中力を計測する

最後にJINS MEMEのオフィスワーカー向けのソリューション「OFFICE」です。

瞬きや視線移動から、集中状態を計ることもできます。

万歩計やスマホを利用して1日の歩数を気にする人は多いと思うのですが、体をどれだけ動かしたかということ以上に、現代人にとっては、頭をどれだけ使ったかを気に掛ける方が絶対に大事だと思います。

1万歩を目指すのではなく、人間は1日に4時間しか集中できないと言われていますから、その4時間を目標に、どれだけ頭を使ったかを記録するライフログを作っています。

その瞬間に集中できているかということだけではなく、スケジューラーと同期させることで、例えば特定の人と打ち合わせしている時に全然集中できていないという事実が把握できるようなライフログを作り、様々なソリューションに活用していきたいと考えています。

集中状態を計ることの意味についていろいろな人と話し合っているのですが、例えば、今日も登壇されていました石川善樹さんとも意見交換しまして、その意味はつまるところ集中力を鍛えることにあるだろうという話になりました。

【参考資料】
 石川善樹さんは 「最高の成果を生み出す チーム作りの方法論」のセッションに登壇しました。非常に面白い記事となっておりますの合わせてご覧ください。

これは(アスリートの)為末大さんに伺ったお話ですが、なぜアスリートは集中力が高いのかと尋ねたところ、当たり前です、という答えが返ってきました。

110mハードルを昨日と今日走ったとして、為末さんは単にストップウォッチを見るだけで、今日調子がよかったか、昨日調子が悪かったかがわかると言います。

ところがホワイトワーカーの場合、今日の仕事がどうだったかと聞かれても、「まあまあよかったですね」という程度にしか答えられないのではないでしょうか。

JINS MEME X ゾーン(究極の集中状態)

自分の状態を計ることさえできれば、どういう心持ちで仕事に臨めばより集中してハイパフォーマンスでいられるかという、米国西海岸で流行っているいわゆるマインドフルネスのような文脈に対しても、きちんと計測して、自身を高めていくためのツールになるのではないかと思っています。

実用的なソリューションとしては、JINS MEMEを提供することにプラスして、石川善樹さんと集中状態(ゾーン)への入り方のメソッドを学ぶ研修システムを作りました。

【参考資料】
 石川善樹さんの「ゾーンの入り方」に関しては ゾーン(究極の集中状態)に入るための3つのステップ。「ストレス」「リラックス」「集中」をぜひご覧ください。NewsPicksの「総合トップ」に掲載されるほど人気記事となりました。

研修の前後で集中時間が1週間で14%上がるという結果をフィードバックできるような研修システムを作りました。

JINS MEME x マインドフルネス

もうひとつは、昨日始まったばかりなのですが、妙心寺の春光院で禅をしている人々の瞑想状態がどれくらい深いか、瞑想がしっかりできているかを計るプログラムも開始しています。

【参考情報】
春光院の川上さんのインタビュー記事 「世界中のトップエリートが集う禅の教室」誕生秘話川上全龍氏が世界中のトップエリートに説く瞑想・マインドフルネスの効果 をご覧ください。Newspicksでは300以上のPickがされた人気記事となりました。)

このプログラムも、研修のひとつとして始めています。

JINS MEME x テレワーク

もう一点、「集中力」に関してですが、現在テレワークなど様々な働き方が流行り始めています。

しかしながら遠隔勤務は、他の人が果たしてきちんと仕事してるのか、何かと猜疑心が生まれやすいと言われます。

多様な働き方を進めるうえで、疎かになりがちなチームの連帯感を保つためにも、お互いの集中状態をSNS上などで確認できたらよいのではないかと考え、ツールを作成しています。

研修プログラムやこのようなツールの導入を、BtoB向けソリューションとして準備しているところです。

今後の展望

最後に将来の話をしたいと思います。

JINS MEMEによって脳の活動量を計測することで、認知症対策につながると考えています。

一緒に新しいライフスタイルを開発してくれる方、企業導入を検討頂ける方はぜひご連ください。

本日はご清聴ありがとうございました!

司会(鵜飼) (食い気味に)「はい。時間となりました。ありがとうございました!」

(編集注:ICCカンファレンス「カタパルト」ではプレゼン時間に厳密な運営を行っております

(終)

編集チーム:小林 雅/榎戸 貴史/戸田 秀成/鈴木 ファストアーベント 理恵


【編集部コメント】

本記事で特集しております8分間のプレゼンテーションを行う「CATAPULT(カタパルト)」のプレゼンターを募集しております。「スタートアップ」「社会起業家」「IoT/ハードウエア」「リアルテック」の4カテゴリーで募集しております。ぜひ募集ページをご覧ください。

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