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恒例パネル、5つのワークショップ&リンクトインでつながろう! ICCサミット FUKUOKA 2019プレオープニング・イベント【Road to ICC FUKUOKA 2019】

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2019年1月30日、Nagatacho GRiD Atticにて「ICCサミット FUKUOKA 2019 プレオープニング・イベント」が開催されました。これが2月18日より開催するICCサミット FUKUOKA 2019前の最後のイベントとなります。恒例のパネル・ディスカッションあり、本番サミットに向けたワークショップやネットワーキングのトライアルありと、ぎりぎりまで新しい挑戦を試みました。その模様をレポートします。

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ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回200名以上が登壇し、総勢800名以上が参加する。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。次回 ICCサミット FUKUOKA 2019は2019年2月18日〜21日 福岡市での開催を予定しております。参加登録は公式ページをご覧ください。


ICCサミット FUKUOKA 2019 プレオープニング・イベント
2019年1月30日(水)

Part 1 パネル・ディスカッション

「最高の成果を生み出すリーダーシップとチームマネジメントとは何か?」(シーズン3)
(スピーカー)
石川 善樹 株式会社Campus for H 共同創業者
岡島 悦子 株式会社プロノバ 代表取締役社長
小林 正忠 楽天株式会社 Co-Founder and Chief People Officer
永田 暁彦 株式会社ユーグレナ 取締役副社長 / リアルテックファンド 代表
村上 臣 リンクトイン・ジャパン株式会社 日本代表

(モデレーター)
琴坂 将広 慶應義塾大学 准教授(SFC・総合政策学部)

Part 2
「カンファレンス」側 ワークショップ【ラウンドテーブル】

①スタートアップの経営チームの作り方・採用に関して(ビズリーチ)
多田 洋祐 株式会社ビズリーチ 取締役 キャリアカンパニー カンパニー長
②ブロックチェーンとは何か? 実際の事例に関して(日本アイ・ビー・エム)
髙田 充康 日本アイ・ビー・エム株式会社 ブロックチェーン・ソリューションズ 事業部長
③TVCMを活用したグロース戦略に関して(ラクスル)
田部 正樹 ラクスル株式会社 取締役CMO/広告事業本部長
④カスタマージャーニーワークショップ入門編(セールスフォース・ドットコム)
鈴木 淳一 株式会社セールスフォース・ドットコム インサイドセールス本部 コマーシャル事業部/スタートアップ戦略部 事業部長
高梨 巧 株式会社favy 代表取締役社長
⑤ いま求められているCX(顧客体験)を議論する (プレイド)
倉橋 健太 株式会社プレイド 代表取締役社長

「サロン」側 Linkedinによるネットワーキング

寺田倉庫さんによる「minikura+」について説明する展示コーナー、フードコート(食べチョク、パンフォーユー、ベースフード、SAKE Spring


みなさんこんにちは、ICCの活動をつぶさにレポートする浅郷です。2019年1月30日、Nagatacho GRiD Atticにて、ICCサミットFUKUOKA 2019のプレ・オープニングイベントが行われました。今回のイベントは初の2部構成。パート1では恒例のパネル・ディスカッション、パート2では会場を2つに分け、5種類のワークショップとネットワーキング&フードコートにするという試みに初挑戦しました。

琴坂 将広さん、石川 善樹さん、岡島 悦子さん、永田 暁彦さん、村上 臣さんというモデレーター&パネリストに加え、今回は楽天の小林 正忠さんが初登壇で、「最高の成果を生み出すリーダーシップとチームマネジメントとは何か?」(シーズン3)。こちらは間違いなく盛り上がることが予想されましたが、蓋を開けてみるまでわからなかったのは、パート2です。

ワークショップは、過去にスタディツアーとして、TLUNCH(Mellow)北欧、暮らしの道具店(クラシコム)ブロックチェーン・ワークショップ(日本アイ・ビー・エム)を行ったのと、ICCサミット KYOTO 2018で、Yahoo!アカデミアの研修体験プログラムや寺田倉庫のスポンサードセッションなどでワークショップを開催しました。

果たしてパネル・ディスカッションのあとの楽しい交流タイムを潰しても、ワークしたいという方々はいるのか? この夜、ワークショップを開催する5社は、2月19日から始まる本番サミットでも、ワークショップを開催する、ビズリーチ、日本アイ・ビー・エム、ラクスル、セールスフォース、プレイドの5社。ここが本番へのリハーサルともなりそうです。

では早速、イベントの模様を振り返っていきましょう!

シーズン3のテーマは脱・マンネリ

18時パネル・ディスカッションの開始を前に、ステージ横のテーブルに集まった登壇者の方々。新しく参加する小林正忠さんも交えて話す内容を打ち合わせています。

「毎回メンバーが少し入れ替わりますよね……次は自分かも」

「シーズン3だから、脱・マンネリしないと」

今回も手抜きなしの内容にしようと意気込んでいらっしゃいます。ステージに着席すると、ワイヤレスマイクが足りないために、一人ヘッドセットマイクとなった石川さんを見て、吹き出す村上さん、岡島さん、永田さん。リラックスした雰囲気ながら、次のICCサミットが始まるという雰囲気になってきました。

ICC小林「さて、『チームマネジメント』シーズン3! モデレーターも毎回琴坂さんで、何を話したらいいんですか?と思うかもしれませんが、やり尽くしている中で、結果を出す男!結構難解な本も書いてます」
(一同笑)

琴坂さんにプレッシャーを与えて、討論のスタートです。

琴坂さん1回目から全力でやっているのに、2回めも絞り込んで、シーズン3です。ということで、今日のテーマはまず『マンネリ』で行きたいと思います。一番初めは盛り上がるものです。新しいトピック、新しいリーダー、新しいチーム、新しいビジョン。でも3年、5年とたってくると、だんだんマンネリになってくる。

最初は今日はマンネリをどう解決するか?ということから、議論に入っていきたいと思います。

石川さん「前提はみなさん、経営に飽きているということでいいですか?」

(一同笑)

琴坂さん「ではみなさんに聞いてみましょう。ぶっちゃけ飽きている人挙手ください。おお、いないですね」

岡島さん「絶対手を上げられないでしょ(笑)」

琴坂さん「飽きた役員がいる人? 正直30年やったら飽きるという人?(挙手ちらほら) まあ30年たったら飽きますよね」

石川さん「大きなテーマはマンネリとして、みなさん、リーダーとかマネージメントで何に悩んでいるんだろう?ちょっと生の声を聞いてみません?ココナラの南さん!」

岡島さん「なぜ飽きているの?」

石川さん「そうそう、なんでわざわざここに来ているの?」

(一同笑)

南さん「いや、別にマンネリだってテーマを求めてきたわけでは……。(一同笑)

でも何か貢献しないといけないですね。本当におっしゃるとおりで、伸びるときはどんな問題でも成長がすべてをいやしてくれる。すごい問題が起きても、やりきれてしまう。

逆に順調にのびてきて、エキサイティングなテーマも出てこない代わりに、大きな問題がないときは、みんな粛々と仕事するようになり、自分がやったら会社を変えられるということを考えなくなる。自己効力感がやや減ってきます。

そういうときに1on1をやっても何の問題も出てこない。びっくりするほど無風で。その無風感のほうが嵐の前の静けさみたいで怖いですよね」

岡島さん「かつ社内で悪口とか出てきたりね」

南さん「そこまでうちは悪くはないのですが、無風状態を最近どう打破するかというのが課題です。そこそこうまくいっているがゆえの悩みがあります」

村上さん「そうすると組織をいじりたくなる人がいますよね。事業部がなかったのを作ってみようとか」

岡島さん「あえて事件を起こす、作るという企業はありますね。大きめのM&Aをやったりとか」

村上さん「ソフトバンクグループにいた頃がまさにそうでした。会社をどんどん買っていったりして、飽きないですよね。会社自体が変わり続ける。仲間も人も増え続ける」

琴坂さん「確かに、起爆点を創るというのは、マンネリ化を防ぐ1つの手法です。でも作れない会社もいますね。特に最初の3年5年、とくにIPO前とかレバレッジが効きません。それはどうしたらいいのでしょう?」

小林さん「うちはずっと、高い目標を掲げていました。背伸びしたら届くとか、ジャンプしたら届くとかではなく、楽天では、ジャンプしても、絶対届かない目標を言われるのです。そこでみんなで悩んで悩んで、ウルトラCを考え出します。

常に達成できないようなものを掲げることによって、組織を活性化させています。三木谷浩史という男は、目標設定能力にかなり長けていると思います。それはやるべきことであって、目標ではない、といつも明確に言い切りますね」

岡島さん「それができるのがすごいですよね。達成できなくて萎えてしまうということもあります。オーナー社長だからこそできることもあると思います」

小林さん「彼だからこそできることもあります。一方で、彼の言い出したものでなくても、みんなで勝手にやりだすこともあり、それを否定するような人でもありません」

村上さん「オーナー企業でなくても、外資のリンクトインでも同じようなことを言われます。いい感じで3倍くらいに伸びてきたなと思って報告すると『それはよくできたプランだよね』と言われる。目標は10倍、そこから逆算してどうするかが仕事だ、と言われます」

小林さん「まったく一緒です。うちも10倍ぐらいで考えます」

このあとに語られた楽天のショップオブザイヤーのエピソードでは、社内だけでなく、社外にも思考の10倍を想起させるという驚きの内容が語られました。

途中入社でも、どうカルチャーを浸透させるか

永田さん「「先輩方にお聞きしたい。僕らの会社は、ちょうど5年で売上、社員数、子会社数もちょうど10倍になりました。その過程で一番大切なことは、たとえると母親的存在だと思うのです。

僕には子どもがいますが、子どもが父親をリスペクトするかどうかは、僕が何をやっているか以上に、家の中で母親が子どもに何を伝えるかがとても大切だと思っています。

会社に置き換えてみると、経営者が父親、執行役が母親。その下のメンバーは子どもたちです。僕が何を言っているか以上に、執行役が何を言っているかが重要だと思うのです。理念を伝える翻訳者という役割です。

長年やっていれば翻訳度は高いと思うのですが、途中で入ってくる人たちが通訳者にならないと困るということが、成長を追っていくと必ず起こります。それをどう行っていますか?」

村上さん「採用時にカルチャーフィットをすごく見ています。M&Aでもその相性は大事なので、事業プラス見ている方向が同じことが大事です。同じビジョンを見ているかどうか」

石川さん「それはどうやって見極めるのですか?採用されたいと、いいことを言いますよね(笑)」

村上さん「もともと業務提携をしていたりして、相性がいいというところだったりしますね。一緒になったらビジネスうまくいくのでは?という感じです」

岡島さん「まったくの新規ではないということですね。その場合、楽天さんはどうなのですか? プロパーの人が下から上がっていくなか、途中入社で上から入ってくる人もいましたよね」

小林さん「その人が『社長はこう言っています』みたいに、訳さず伝えてしまうと、現場はわかりにくくなりますね。でもビジネスのバックグラウンドがなく、かなり大きくなってから入ってきた人でも通訳できる人はいます」

岡島さん「やはり採用ではないでしょうか」

小林さん「そういえば、ショッピング事業が大きくなっていくときの最終面接は、全部僕がしていました。能力よりも一緒に働きたいかどうか、やはりカルチャーフィットですね」

……ここまでにしておきましょう。「メガネのかけかえ」で別の視点を持つ話、勝ち癖をつける話、人事配置、石川善樹さんが敬愛するジャック・マー最新の話(シーズン3)まで、さまざまなトピックが語られました。詳しくは後日公開予定の書き起こし記事をお楽しみに!

パート2はワークショップとネットワーキング

パート1が終わると、リンクトイン村上さんからのご挨拶です。サロン側のブースでは、リンクトインを使ったネットワーキングを紹介します。

「今日は、お酒を飲むためには、リンクトインのQRコードがないと飲めない、ということにしました。アカウントをお持ちでない方は作っていただきたいし、日本語でどう使うかをブースにいるスタッフがご説明します。

ICCサミット本番でも、自己紹介がてらQRコードを交換ということがしたいです。みなさんのフィードバックを、ぜひいただきたいです。

ブースでは登壇しているみなさんのQRコードを掲示してあります。本番では、みなさん忙しくて名刺交換の時間などないじゃないですか。QRコードをアプリで取り込めば、そこからつながり申請やメッセージが送れます。今日はよろしくお願いいたします」

続いてパート2でのワークショップ開催企業から、1分ずつのプレゼンです。

プレイドの倉橋さん。

「我々、CXプラットフォームのKARTEというのを作っています。2018年ぐらいからマーケティング界隈でCXという言葉がよく聞かれるようになっています。

ものやサービスの直接的な価値より、あらゆる顧客接点を通じた多面的な企業の表現に競争が移ってきていると思っています。

おそらくCXは、企業により求めるものが違うと思います。皆様の日常からいい体験、悪い体験、それはなぜだろうということから、皆様の事業になにかしら持ち帰るような議論ができればいいと思っています」

セールスフォース・ドットコムの鈴木さん。

「顧客管理営業支援をやっている会社です。今年だけでも400社に受けていただいた、カスタマージャーニーワークショップのダイジェスト版を行います。

理想の顧客を設定して、その人がファンになるまでのジャーニーを、立場を変えて、メガネを変えて考えていくツールになっています。弊社のナンバーワンのセッションなので、ぜひご参加いただければ」

日本アイ・ビー・エムの高田さん。

「アイ・ビー・エムと聞いて、ブロックチェーンとは思い浮かばないかもしれませんが、3年前から始めていていま、トップを走っている分野です。

国際貿易や食のトレーサビリティで、すでにリアルに使われています。そういったところをご紹介させていただき、また福岡でもワークショップをします。まさにブロックチェーンはCo-Creationの最高の触媒だと思います」

ビズリーチの多田さん。

「スタートアップ採用のすべてというワークショップを福岡で開催させていただく予定です。今日はビズリーチ自体も10年間採用に力を入れてきたなかで、リファラル採用や社員紹介の仕組み、具体的に何をやってきたかを共有させていただいて、後半はみなさまの学びになるようなワークショップを用意しています」

ラクスルの田部さん。

「ラクスルはネット印刷の会社として有名ですが、テレビCMによってネット印刷がのびていて、2018年上場させていただいて、4年で売上が16倍、会員獲得数が7倍になっています。

累計79億円調達して、50億円をマーケティングに投資してきました。テレビCMを使ってのびていったときに、50億円使ったんだから田部さん自分で稼いでよといわれ、テレビCMのノウハウを販売することにしました。

今日はラクスルがどうマーケティングをして成功してきたかについて、なかには大変な失敗もしていますので、投資の考え方やマーケティング成功の秘訣などについてお話しさせていただければと思っています」

会場のレイアウトを変更して、5つのテーブルを作り、ワークショップがスタートしました。

ワークショップがスタート!

席に分かれてみると、ワークショップはどこも大盛況。5つのテーブルで、それぞれにレクチャーや議論が始まっています。どこも想定以上の盛り上がりで、一部声が聞こえづらかったところもあるかもしれません。

輪になって語り合うプレイドのワークショップ

セールスフォース・ドットコムでは『はじめてのカスタマージャーニーワークショップ』の著者、加藤希尊さんも登場

ビズリーチのワークショップでは、3つのテーブルで自社の採用の悩みなどを語り合う場面も

高田さんのブロックチェーンのレクチャーを聞き入るワークショップ参加者

真剣にメモを取る人が多かったラクスルのワークショップ

リンクトイン&フードコートエリアに潜入

リンクトインのQRコードがないと、お酒を提供しないというルールを設けたこちらのエリアでは、登壇企業のさまざまなサービスを提供。リンクトイン、寺田倉庫のminikura+をはじめ、食品系のブースが並びました。

まずはパネル・ディスカッションでも大活躍の村上臣さん率いるリンクトインのブース。社員のみなさんも全員仲良しで、和気あいあいとしています。「一緒に働くのが楽しいです!」という笑顔が印象的でした。

村上さん「小林正忠さんに言われたのですが、ICCで出会ってメッセージをいただくときに、『ICCで会いました』という一言あるといいなと思いました。

リンクトインは、外国からのアクティブ・リクルーターが多いので、怖いと思っている方が多いようですが、今年はそのイメージを変えていきたいと思います!」

リンクトインチーム

スタートアップ・カタパルトに登壇するパンフォーユーの矢野健太さんは、地域のこだわりパンを冷凍で配送するサービス。この日は、温めたパンの試食と、お持ち帰り用のパンをご提供いただきました。

寺田倉庫さんによるブースでは、「minikura+」がどんなサービスかを紹介。こういう気軽な席で話を聞けるのはいいですよね。

 

 

ベースフードは、試食分のベースパスタ100食をご用意いただきました。おいしい!と大好評でしたよ。

食べチョク」ブースでは、おいしい生野菜や、炊きたてのご飯を提供。最近ICCパートナーズ社内で大ブレイク中のVitamixを持ち込んで、食べチョク野菜・果物のスムージーをご提供したところ、大好評。野菜がおいしいとスムージーもおいしいのです!

このほか、SAKE Springによるお酒コーナー(獺祭あり!)や、同じ日に取材に行った、煎茶堂東京の日本茶などもお出ししました。ワークショップ参加中のみなさんにはサンドイッチをお出ししましたが、ネットワーキングサロンのお料理はこんな感じでした!

ワークショップを終えて

20時前から始まったワークショップは、21時を過ぎた頃終了。参加者のみなさんと記念撮影をしたあと、ファシリテーターの方々から一言ずつ感想をいただきました。

ラクスルのワークショップチーム

ラクスル田部さん「自分たちの経験をお話しすると『そうはいっても』『ラクスルさんだからできるのでは』という、リアルなご返答もいただきました。深く話すことができて、インタラクティブなところがめちゃくちゃよかったです。本番でもがんばります!」

プレイドのワークショップチーム

プレイド倉橋さん「全員お互いのことをよく知らないから、まずはその人の仕事を通じてその人を掘るという話が多かったです。尻上がりに盛り上がっていきました。

1時間のワークショップでこういった形は初めてだったのですが、その人を理解しにいくのが近道のようだと思いました。CXとはこうです、とすぐ言えるものではないので、それをできるような、表現をしやすくなるような環境を作っていきました。

最終的にCXをどう作るかは、企業さんのスタンスや想いにもよります。だから単純にインプットするよりも、インタラクティブな状態で深まっていくほうが、僕らのサービス的にも相性がいいように思います。

最後はみなさんから、ICCサミット本番のワークショップに向けてのアイデアをいただきました」

日本アイ・ビー・エムのワークショップチーム

日本アイ・ビー・エム高田さん「リアルな質問、本質をついた質問がでました。いろんなところに思いを馳せて、どうやって誰がコストを負担して、どうやって情報を入力するのだとか、現場感覚にあふれた話が出てきて、驚きました。リアルでした。

ブロックチェーンの仕組み自体は、新しいと思うのに、それを実際にビジネスに適用したときにどんなことが起こりえるかというような導入を想定したレベルの内容でした。なかなかそういう質問は出ないので、驚きました。嬉しかったです」

ビズリーチのワークショップチーム

ビズリーチ多田さん「まず始めのパネル・ディスカッションが相変わらずクオリティが高くて、面白かったですね。

ワークショップはとても能動的に参加していただいて、こちらが関与してどうのこうのではないと思いました。

今日出た採用の悩みとしては、管理職採用、マネージャー、CTO採用についてなどが多かったですね。本番では、もう少しリラックスして、具体的なお題を提示してやりたいと思います」

セールスフォース・ドットコムのワークショップチーム。琴坂さんは、付箋を一番出した人として商品をゲット

セールスフォース・ドットコム鈴木さん「ワークショップを年間で400社提供させていただいてきたなかで、まだアイデアが出てこないとか、設定できないという企業様を引っ張り上げるのが大変なワークだったりします。

ICCの参加者の方々は、意識が高いというか当事者意識が強い方が多くて、そこが必要なく、どんどんアイデアを出していただけます。だから気づきを与える部分に注力できました。

今回のようにアイデアを出てきてくれる人たちがいるときに、もっと新しい気づきを与えるようなもの、次のステップをやるべきだというのを今日のICCのワークショップで確信できました。たくさん出てくるので、逆にもう少しまとめましょうという感じになりました(笑)。

みなさん意識が高いので、短時間で非常にクオリティ高い内容ができたと思います。最後のアウトプットまでしていただいたのですが、40分程度でも、気づきをたくさん持ち帰っていただけたかと思います。

1回やって組織が変わるとか、何か新しいものが生まれるというものではないので、お持ち帰りいただいて、何度でもやってみるといいかと思います。本番のサミットでは、ツールキットを使ってフルバージョンの2時間でやります」


ワークショップも、リンクトインのネットワーキングサロンも、始まるまではどうなることか心配でしたが、おかげさまで大盛況のうちに終えることができました。

パネル・ディスカッションやワークショップ、ネットワーキングの模様は、ぜひフォトアルバムでもご覧ください。

ICC FUKUOKA 2019プレオープニング・イベント

さて、2月18日のプレオープニングパーティから、いよいよICCサミットが始まります。朝から晩まで真剣に議論し、学び合うためのエクストリーム・カンファレンス、新しい試みもいくつか登場します。ぜひご期待いただければと思います。以上、現場から浅郷がお送りしました。

(終)

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編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/戸田 秀成

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