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大きな想いを胸に飛び込んだICCは、「コミュニティとしての理想型」のひとつだった(遠藤 玲希央)【スタッフレポート:スカラシップでICCに参加して】

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ICCサミット KYOTO 2020 にスカラシップ制度を利用して参加した東京大学農学部獣医学科/株式会社parnovi (代表取締役CEO)の遠藤 玲希央さんに、運営スタッフ参加の感想と、そこで学んだことについて聞きました。スタッフレポートとしてご紹介します!

ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回200名以上が登壇し、総勢900名以上が参加する。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。 次回ICCサミット FUKUOKA 2021は、2021年2月15日〜2月18日 福岡市での開催を予定しております。参加登録は公式ページ をご覧ください。

ICCサミットは、宿泊・交通費など自己負担によるボランティアの運営スタッフで運営されています。優秀なメンバーがより多く参加してもらえるように、ICCサミット KYOTO 2018より、ICCサミット参加企業に支援していただく取り組みを始めました。遠方から参加する若手社会人・学生スタッフを対象に、スカラシップ制度として最大50%程度の宿泊・交通費を補助をしています。個人としてスカラシップを提供いただいている方々もいらっしゃいます。

運営スタッフに応募したきっかけと、なぜ応募したいと思ったかを教えてください。

本番前日、チームで打ち合わせ

ICC FUKUOKA 2019 カタパルト・グランプリに代表理事の小林 亮介さんが登壇したHLABに、高校生の時から7年間ほど関わっていて、2019年の登壇を機にICCのことを知りました。

それからずっと興味があったものの、関わる機会がありませんでした。そんな中、友人で運営メンバーとして参加していた井上 天馬さんの紹介で応募に至りました。

もともと前述したHLABという教育系の一般社団法人で2年間、2,000人のコミュニティマネジメント統括をしており、オフラインの場やその中でのコミュニケーションについて考え、実行する機会がありました。

そのスキルが役立てられるだろうと思う一方で、実はもっと大きい思いがありました。

それは、「産業を牽引するリーダーのエコシステムを作る側になりたい」という思いです。

これは、ただカンファレンスの運営をするだけでも、ただ経営者としてICCに参加するだけでもなく、「5年〜10年後に自分が牽引していく産業の姿を見据えながら、運営スタッフとしてICCを共に創る」ことで成し遂げられると思っています。

起業して会社で代表もしていますが。まだ自分の力が未熟なうちは、この時代の産業をリードしている偉大な経営者たちの土台となって、”縁の下の力持ち”的な存在として一緒に産業を作っていきたい。

そして、現在のリーダーを支えていた自分が、数年~10年後に次世代のリーダーになり産業を引っ張っていくことで、「産業を牽引するリーダーのエコシステム」を作りたい。

産業を下から支えていた若者が、産業を上から牽引するリーダーになるような循環を作る。

そんな沸々と湧き上がるような熱いパッションを持ってICCに参加することを決めました。

どのような気持ちで今回のICCサミットに臨みましたか?

誘導チームの配属でしたが、直前で急きょカタパルト会場担当に(写真は誘導チームと)

ICC FUKUOKA 2020から参加して、今回で2回目でした。

前回の福岡ではF会場の会場運営を担当、今回は、本番前に急きょ、日本最大級のピッチコンテストであるICCの目玉プログラム、カタパルト会場の運営スタッフということで、始まる前から緊張と興奮でいっぱいでした。

自分自身も起業家としてピッチをすることが多いため、カタパルトに登壇する起業家の熱量を一番近いところで感じられることや、彼らが自分の人生・事業の運命を掛けるたった7分間のピッチをサポートできることにとてもワクワクして臨みました。

ICCサミットで学んだこと、気づいたこと、深く印象に残っている出来事、エピソードなど、実際に参加した時の感想を教えてください。

準備日に合流したカタパルト会場運営チームとリハーサル

ICCのカタパルトは「日本で一番登壇者のことを考えているピッチコンテスト」だと、今回再認識しました。

普通、ピッチコンテストでは機材トラブルを避けたり、運営の効率化のため、ピッチのスライドは事前提出で運営のPCを使用してプレゼンする形が多いです。

しかし、ICCのカタパルトでは、プレゼンターに自分のPCを使ってプレゼンいただきます。

それは、プレゼンターに最大のパフォーマンスを発揮していただきたいからです。

その分運営の負担は倍増します。

あらゆる機種(mac/windows)・端子(typeC/HDMI/VGA/mini display port)・スライド形式(ppt/keynote/pdf/googleslide)・クリッカーの使用・動画の有無などに対処するのはもちろん、本番3分前に前のプレゼンターのプレゼン中に反対側の演台で最終機材チェックを行います。

あと3分でプレゼンが始まるのに、機材トラブルがあって動画が映らない時の緊張感は、絶対に運営に携わらないと感じられません。

そして本番数十秒前にトラブルが解決したときのまるでドラマのような感動も忘れられません。

あの時は本当に「チームが一丸となる」という瞬間を感じました。

運営スタッフとして参加してよかったことを教えてください。また、どんな人に参加をおすすめしたいですか?

参加したチームの仲間は、自主的に行動する人ばかりでした

与えられた役割をこなせるのはもちろんですが、それ以上に「自分が発揮できる価値は何か」を考えて自主的に行動できる人にぜひ参加をお勧めしたいです。

ICCはもちろん「日本の錚々たる経営者が一同に会するエクストリームカンファレンス」というコンテンツが最大の引力ではあるのですが、それだけでは説明がつかないくらいの熱狂具合なんです。

日本を代表する大企業やスタートアップに勤める優秀なメンバーが、完全ボランティアで、わざわざ1週間の有給をとって会社を休み、ICCに参加するのです。

だからこそ、一人一人が「自分がICCを作っている」という当事者意識はすごく大きいのだろうと思います。

何十ものマニュアルがあり、それを読めば運営ができると言われているほどの緻密に設計されているものの、やはり当日は「行間を読む」ような積極的な動きが求められる上、その決断は自分の判断のみならず、「原理原則」といわれる「 代表の小林さんならどうするか」というカルチャーの浸透があってこそです。

「大きいカンファレンスの運営をしてみたい」くらいのモチベーションではおそらくついていけません。

ぜひ、「自分が、ICCと共に産業を作るんだ!」という方が活躍してほしいなと思います。

ICCでの経験を、今後どのように生かしていきたいですか?

本番だけでなく、事前イベントなどでスタッフが学ぶ機会があります

ICCは経営者コミュニティも、運営スタッフコミュニティも、「コミュニティとしての理想型」のひとつだと思っています。

様々なところにコミュニティの中で価値が循環し続ける仕組みがあり、イベントに参加するたびに眼から鱗の連続です。

そういった気づきを、自分の会社や、自分の業界に持ち帰って、新たなコミュニティを作ることに生かしていきたいと思っています。

逆もまた然りで、他にもいろんなコミュニティに所属しているため、そういったところで学んだことや気づいたことを、ICCのコミュニティに還元していくことで、より運営スタッフがICCの運営にコミットしていけるような環境づくりに貢献していきたいです。

スカラシップ提供への感謝のメッセージをお願いします。

個人サポーターのe-Education三輪さんと

私たちがICCの活動に専念できるチャンスをくださりありがとうございます。

特に今回、私は三輪開人さんの個人としての支援に選んでいただきました。

  • 自分が2年前に起業家として初めて事業ピッチを練習した時、まだ出会ったこともなかった三輪さんの動画を何度も見て練習したこと
  • 今回カタパルトの会場運営でご一緒させていただいたこと
  • 僕が将来的にカタパルトに起業家として登壇する側になることも見据えて会場での動きを考えてくださっていたこと(三輪さん自身がICCのカタパルト・グランプリで優勝をご経験されています)

など、「起業家として1年が経ち」、今回「カタパルトの運営をする」そして「三輪さんからご支援をいただけたこと」といういくつかの要素が重なり、ICC KYOTO 2020は僕の中ですごく大きな意味を持つ回となりました。

三輪さんからは強いメッセージのこもったお手紙も頂戴し、ICCとしての運営はもちろん、事業を作っていく立場として非常に身の引き締まる思いがしました。

ありがとうございました。

 

(終)

 

ご協力いただいたスカラシップ支援企業の

そして、個人サポーターの皆さん、本当にありがとうございました。

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編集チーム:小林 雅/浅郷  浩子/北原 透子

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