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7分間の、人生をかけた戦いに挑むチャレンジャーに密着!「スタートアップ・カタパルト」の舞台裏【ICC FUKUOKA 2020レポート#4】

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2月17日~20日の4日間にわたって開催されたICCサミット FUKUOKA 2020。その開催レポートを連続シリーズでお届けします。今回は、DAY1のスタートアップ・カタパルトの模様をお届けします。早朝7時半に会場集合、ICCサミットでも最も注目度の高いプログラムに登壇するプレゼンターたちの姿を追いました。ぜひご覧ください。

ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回200名以上が登壇し、総勢900名以上が参加する。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。 次回ICCサミット KYOTO 2020は、2020年8月31日〜9月3日 京都市での開催を予定しております。参加登録は公式ページのアップデートをお待ちください。

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早朝7時半に登壇者たちが集合

「スタートアップ・カタパルト」は、ICCサミットの開幕を告げるプログラム。朝イチから始まる名物といえるイベントで、多数の応募から選ばれたスタートアップが優勝を競う。開始時間は午前9時15分。その本番前にリハーサルを行うため、登壇する15名のプレゼンターたちは、会場に7時半に集合する。

毎回、1、2人ほどその時間に遅れてくる人がいるが、今回は全員が集合時間に会場にいた。見るからに緊張した様子のアダコテック河邑 亮太さんは、12時間ほど前のパーティで意気込みを聞いたところだが、PCを抱えて、明らかに表情が硬い。

リハーサルを待つ河邑さん

検査・検品のテクノロジーを提供する企業の河邑さんは、登壇が決まってから、ICCのオフィスで行われるイベントに足繁く通っていただいていた1人で、そのたびに「目指すのは優勝です!」と言っていた。その快活さは、昨晩から姿を消している。

登壇する方々一人ひとりに、スタッフが登壇の確認と注意を伝えている。本番の2時間後に備えて軽食を持ってきた人、ホワイエに出ているブースから飲み物を調達してくる人、終わるまで何も口にしないという人、PCに向かって最後の練習をする人など、登壇者はそれぞれに緊張の時間を過ごしている。

やがてリハーサルが始まった。左右に分かれた15人のプレゼンターは、次々と交互に登壇する仕組みだ。各プレゼンターの登壇とスライド、映像が再生されるかどうかの確認などを、スタッフ立ちあいのもと行う。

リハーサルに登壇する内田さん(写真右)

今回の登壇者は飲食、働き方の提案、SaaS、モビリティ、住居、車の部品、通販などなど、いつも以上にバラエティに富んでいて、それぞれが今の社会課題を解決する方法を持っている。

ICCのイベントにいつも参加してくださっていたプライズの内田さんは、オフィスの業務時間の3割を占めるという文書作成・管理・活用に着目し、それをより容易にするサービスを展開する。

内田さん「名前も知られていない会社なので、ICCのスタートアップ・カタパルトは自分たちにとって転換点、非常に重要な場だと思っているので、万全の準備をしてきました。

賞もありますけれども、自分たちのサービスを知ってもらいたいという気持ちが強くあります。

リハーサルを繰り返したかったので、今朝は3時に起きて、そこからずっと練習をしました。言葉が自分の体にしみているうちにプレゼンをしたいです。

審査員の方々は、いろいろな視点から私達のサービスを見てくださると思いますが、全員に届けるつもりでがんばっていきたいです!」

映像インタビューに答える髙久さん

日頃の体調管理に気を使う経営者に響きそうなサービスを展開するのはSportipの髙久 侑也さんだ。

筑波大学と共同開発した姿勢解析技術を応用し、フィットネス・スポーツクラブ向けに、トレーナー育成と、顧客の継続や満足度向上を目的とした個々にカスタマイズされたオンライン指導ツールを提供する。

髙久さん「昨晩のパーティでは、普段お会いできないような大きな会社の方々とお話ができてよかったです。

我々のサービスを知っていただくいい機会になるし、フィードバックをいただいたり、新しい協創が生まれていけばいいかなと思います。

今日は、自分たちの一生懸命やってきたことを伝えたいと思います」

本番を前に、スライドに見入る染谷さん(写真中央)

シフトワーカーの仕事体験価値向上と、店舗側の管理・教育のペインを減らすアプリ「はたLuck」を運営するナレッジ・マーチャントワークスの染谷 剛史さんは、30年前から全く変わっていない店舗の課題を訴え、日本の労働力の生産性を高めたいと意欲的だ。

染谷さん「日本の労働力人口の4割が、サービス業です。その人たちは消費者にもなります。その生産性や付加価値を僕らのサービスで上げることが、日本のサービス業の生産性を上げることにつながります。

僕らのアプリやクラウドサービスを、シフトワーカーの一人ひとりに使ってもらい、店舗側も情報共有やシフト管理に使ってもらい、スキルや戦力を上げていく。採用の課題が言われがちですが、採用後のことを僕らはやっています。

お客さんとしては、シフトワーカーが1日2時間しか来なくても関係ありません。お店は365日一定のサービスを提供することを求められます。

1つのファミレスでは、1年に約70人いないと回らないといわれます。週に1回だけや、1回で3時間しか働かない人が大半を占めていて、そのシフトを回すことが大きなペインです。

それが今は、店長の気合いに任せられているのです。新たにキャッシュレスペイメントなどが導入されても、情報共有は未だに大学ノートですよ?」

本番前だというのに、加減なしの熱量でプレゼンで訴える内容を語る。これが事業を作る熱量なのかと思わずにはいられない。

ICC小林と談笑する、塚田さん(写真右)と八田さん(同左)

CESでの入賞を受けて、dofの齋藤太郎さんがスタートアップ・カタパルトにどうかと紹介してくださったWorld Matchaの塚田 英次郎さんは、CPOの八田 大樹さんと談笑している。

美味しい抹茶を、誰でも簡単に楽しめる「Cuzen Matcha」、世界最大の家電展示会CESにて「CES 2020 イノベーション賞」を受賞(PR TIMES)

塚田さん「昨日の夜9時に、海外から戻ってきました。これが初ピッチコンテスト、デビュー戦です。

話したいことがたくさんあるので、7分間のプレゼンというのが絶妙に難しい。でも、話す内容を八田と壁打ちをしながら、シンプルにしていけたのはよかったです。今日はこんなおもろい会社があると知ってもらえたら」

1行のコードを入れるだけで、自社サイトが海外からのショッピングに対応するサービスを提供するジグザグの仲里 一義さんも、河邑さんや内田さんと同じく、ICCアカデミーに足繁く通っていただいた1人だ。

仲里さん「最近はほぼ皆勤だと思います! スタッフの方々がすごくホスピタリティにあふれていて、とても参加しやすかったです。

ゆうべ、結構プレゼンの構成を変えて、夜中の2時半ぐらいに完成しました(笑)。そもそも(ICC)小林さんとの壁打ちがきっかけで結構構成を変えていて、さらに、変えました。

最終的には僕らが叶えようとしている、より『世界中の欲しい』に答える、よりユーザーに寄ったエモい構成に変えました。かなり違う感じになると思います!」

これで失敗しても後悔しないという、できることはやり尽くしたという表情が笑顔の中に見えた。

「今の経営者には表現力も求められる」

早々と、会場に到着した審査員の方々もいる。その1人が、優勝賞品を提供してくださるヤッホーブリューイングの井手さんだ。

優勝者に贈る「よなよなエール賞」を紹介する井手さん(写真右)

井手さん「いつもまったく想定しないようなビジネスモデルを持ってくる人がいるので、そういう企業に出会えることを期待しています。こんな人たちいるんだ、というのが毎回楽しみなんです」

初めて審査員を務めるグロービス・キャピタル・パートナーズの仮屋薗 聡一さんは、どのようなスタートアップに注目するのかを語ってくださった。

コメントする仮屋薗さん

仮屋薗さん「経営者のビジョンが、社会貢献に対して中長期的目線をしっかりもっていることと、テクノロジーとビジネスモデルのユニークな組み合わせから発明がある、そんな企業に注目したいと思います。

今回、初めてスタートアップ・カタパルトの審査員を務めるのですが、毎回経営者の力量がすごく上がっていると聞いています。

そういう意味では、今の経営者の持つべき能力というのは、事業やコンテンツのみならず、、表現力、人を巻き込む能力だと思っています。そういう経営者としての熱い表現力を見ていきたいと思います」

同じく、初審査員を務めるボーダレス・ジャパンの田口一成さん。ソーシャルビジネス的視点からは、どこに着目するのだろう。

田口さん「志です。それが社会に向いているかどうか、僕としてはその視点で見ていきたいと思います。

個人的な想いを超えて、社会に対してインパクトをどれだけ出そうとしているかという、ソーシャルインパクトの設計を見たいですね。

今までにカタパルトに登壇した人はたくさん知っていて、これをステップに、注目されるチャンスになったと聞いています」

いよいよスタートアップ・カタパルト開幕

「ICCサミット9回目、スタートアップ・カタパルトは8回目になります。ここから見るとマスクの景色がすごいです」

ナビゲーターを務めるICC小林雅が、会場を見渡しながらそう言った。今の産業を作っているトップランナーである審査員たちが、後続の仲間となるスタートアップを見極める。審査員は当初28人の予定だったが、今回の新型肺炎の一件などで、5人が欠席となっていた。

スタートアップ・カタパルトは事前アンケートでも半数近くが「見たい」と選択し、YoutubeやFacebookでライブ中継される。周囲からの注目度も高く、優勝したら、日本経済新聞などに速報が出るし、他のコンテストでも入賞が続くなど、まさに「スタートアップの発射台」となっている。

ICCサミット、検品AIのアダコテックが優勝(日本経済新聞)

優勝賞品は毎回グレードアップしていて、今回は三星グループから社員分の「23時間を快適にするウールTシャツ」や、前回このカタパルトに登壇したMiitelから、300万円分のサービス使用料も加わった。FABRIC TOKYOからはスーツだけでなく、2年分のお直しサブスクリプションサービスも追加されている。

「では15人のチャレンジャーのために、拍手を贈ってください!」

開始前に登壇者に拍手を贈るのは恒例となっている

会場のいっぱいの拍手が鳴り止むと、司会の荒木珠里亜さんが一番目のチャレンジャーを紹介し、15人の「人生をかけた7分間」が始まった。

15人が次々に7分間で自分の事業をプレゼンする模様は、下の動画の11:40あたりから見ることができる。「大いに刺激を受けた」「社会課題を知ることができる」「事業プレゼンのポイントが学べる」「協業を検討したい企業が見つかる」など、終了後には多くの感想が寄せられている。

ICCサミットには、今回5つのカタパルトがあり、テーマで縛られているものもあるが、このスタートアップ・カタパルトと翌日のカタパルト・グランプリはノンジャンル。さまざまな企業が会して競う。今回入賞を逃していても、どの企業もこんなサービス、課題解決があるのかという驚きがあるものばかりなので、ぜひご覧いただきたい。

さまざまな業界、さまざまなレイヤーで課題解決を試みるプレイヤーのプレゼンは、見る方としては非常に楽しいものであるが、審査員は、「一番応援したいと思った企業に投票」という基準で投票するものの、自分の軸と照らし合わせて頭を悩ませることだろう。

審査員の感想は

「運用型テレビCM」でより効果的な広告を提案する田部さんのプレゼン

IBM Cloudを説明する正木さん

15人のプレゼンが終わり、セッションサポーターのラクスル田部さんからテレビCMのプレゼンテーション、日本IBMの正木さんからはIBM Cloudのサービスが紹介された。審査員からは投票用紙が集められ、スタッフは集計作業に入った。

集計作業を行うスタッフ。入賞者のスライドも用意する

15人の登壇者は再び壇上に呼び戻され、ICC小林が、投票を終えたJapanTaxiの川鍋 一朗さん、武田純人さん、クラウドワークス吉田 浩一郎さん、じげん平尾 丈さんにコメントを聞いていく。

コメントする武田さん

武田さん「証券アナリストをしていたので、今まではどこが一番儲かるかという視点で投票していたのですが、今日は自分がどこで働きたいかで投票しました。抹茶、いいですね!」

ビジネスモデルマニアとしての感想を求められた平尾さん

平尾さん「マーケットが大きくてSUMが可視化できているところがいいのではないかと思って、一番にアダコテックを選びましたが、みなさん一緒に頑張っていきましょう!」

練習を重ねた「伝わる」プレゼン

集計が終わると、第6位のBasset竹井 悠人さんからカウントダウン形式で、入賞が発表されていく。結果は既報の通り、アダコテックの河邑さんが優勝した。

【速報】製造業の検査・検品に革命を!産総研発AIテック「アダコテック」がスタートアップ・カタパルト優勝!(ICC FUKUOKA 2020)

1位発表の瞬間、河邑さんは緊張したまま、ぎこちなく前に踏み出した。目が少しうるんでいる。

河邑さん「……感無量です。社員が創業から14年やってきたことが、この場で評価されたのだと思います。ありがとうございます。投資家のみなさんを始め、ICCの小林さんにも何度も相談に乗っていただいて、感謝しかありません」

100件の正常データだけで、不良品を発見できるアダコテックのテクノロジーは、それまで人力作業に頼っていた従来の検査・検品作業の課題を大きく改善し、検査の質の改善にもつながる。

優勝プレゼンはそれをとてもシンプルに紹介しながらも、自分たちの技術に自信を持ち、確実に存在する大きなマーケットを示すものだった。

しかし、昨年の11月21日に初めてICCオフィスを訪れたときの河邑さんのプレゼンは、検品作業の地味さや前時代的な状況のためか、革新性がわかりにくく、業界外には伝える自信も無さげのように見えた。

それからというもの、課題解決のインパクトを伝えるために、ポイントを搾って動画を追加し、スライドをテコ入れし、小林と何回も壁打ちを行なって、プレゼンを磨いてきた。その結果プレゼンは見違えるように明快になり、「入賞を狙えるのでは」と言われるまでになっていた。

前回のウィナー、ファストドクターの菊池さんとポーズ

蛇足だが、小林は河邑さんが優勝するとは思っていなかったらしい。ご本人にもそう言っていたが、河邑さんはいつも優勝するつもりだった。

その一方で、勉強会などの事前イベントにも数多く出席して、ICCサミットの参加者の方々や、スタッフにも分け隔てなく交流してくださってもいた。

そこで見てきたリーダーシップのある明るい河邑さんが、目に涙を光らせて優勝パネルを持って撮影に臨んでいる。自分たちの事業に自信をもっていても、検品・検査技術という完全に裏方でのイノベーションが、ここまで支持されるとはまだ信じがたい様子だ。

その様子を見て、優勝商品を贈呈する井手さんは元気づけるように「うちのビールも検品して!」と声をかけていた。

登壇を終えて

「製造業の検査では、人間がいまだに非人間的な細かい作業をずっとしています。それをソフトウェアが代替することで、ものづくりを変える事業をやっています。

スタートアップ・カタパルトには先輩の起業家が出られていて、ICCはコミュニティとしても機会としても素晴らしいと聞いていたので、思い切って申し込んでみました」

カタパルト終了後、河邑さんは映像インタビューに答えていた。

「技術色が強くて、魅力を伝えるのが難しいと思っていたので、こういった形で評価いただけて、本当に嬉しく思っています」

あんなに何度も強気で「優勝を狙います!」と言っていたのに、河邑さんはいまだに信じられないような面持ちをしていた。

ドラマチックなストーリーも、一般人の生活を大きく変えるようなイノベーションや面白さがあるものではないが、テクノロジーが人間の負担を軽減するという、その真っ当なあり方が支持された。

河邑さんたちはずっと前から続けてきたのに、いきなり多くの賛同を得て面食らっているようだった。

「カタパルトは情報の非対称性が高いベンチャーにとって重要な場」

審査員を務めたクラウドワークスの吉田さんに、今回のカタパルトの感想をうかがった。

吉田さん「15年前、私も検査業界にいたのでわかるのですが、優勝したアダコテックの根本的なすごさとは、欠陥のデータがいらないこと。正常値のデータさえ提出すれば、欠陥を検出できるというのは革新的だと思います。テクノロジー発で世界を変えるというのは、手応えとしてありました。

上場会社を経営して感じるのは、情報がすべて開示されていて、機関投資家がいて、市場ができあがっていて、非常にオープンな状況だということ。上場していれば、日本で経営しているだけでも、海外から問い合わせがきます。

一方、イノベーションの現場は、全部がオープンではなくプライベートな世界なので、伝える場所というのが全然足りていません。

プライベートなベンチャーは情報の非対称性が高いのです。だから隠れたテクノロジーや企業が日の目を見る、ICCサミットのスタートアップ・カタパルトのような場は重要なのではないかと、最近改めて思います」

プレゼン中のトランスの塚本さん

加えて、AIを用いて入社後の評価や早期退職予測までを行う、採用支援ツールを提供するトランスの塚本 鋭さんについても聞いた。塚本さんは、自他の過去の採用での失敗がこのツールの開発につながったことを、ユーモアを交えてプレゼンした。吉田さんの元同僚でもある。

吉田さん「彼はとてもまじめな人間なのですが、プレゼンで言わなかったことがあるのです。

ご両親は大学に行かせる金がないと言ったため、彼は東大を働きながら通い、奨学金を使って卒業しています。そんな東大生はいないと思うので、ちゃんとそこを言えばいいのにと思いました。

大学で授業を受けているときに、一番面白いと思ったアントレプレナーシップを志したそうです。

そういう起業に至るストーリーを知っているので、もったいない、なぜ言わなかったんだ!と思いましたね」

吉田さんは、カタパルトの感想でICC小林がマイクを向けたときに、World Matchaを一番に選んだと言っていたが、最後は「塚本もよろしくお願いします」と結んでいた。

かつては同僚、今は上場企業の先輩とスタートアップの後輩として、今日は審査員と挑戦者として、それぞれが存在意義をもつ産業を創ろうとしている。元部下への愛あるダメ出し(エール)を聞きながら、塚本さんを同じ時代の仲間として応援する吉田さんの気持ちが伝わってきた。

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午前のプログラムが終わり、終わりかけのランチ会場を覗いたところ、優勝した河邑さん、2位の中山さん、3位の仲里さんが3人集まって、仲良くステーキをつついていた。よくICCの勉強会でも一緒になっていた3人である。そういえば塚本さんも、この3人と同じくらい勉強会に参加してくださっていた。

ともに学び、ともに挑戦した7分間の戦い。火花を散らした時間は終わり、これからはそれぞれのフィールドに戻って戦うことになる。終わった瞬間に、スタートアップ・カタパルトのライバルは、よりよい未来を創ろうとする同期、仲間になっているようだった。

河邑さん「昨日はまったく飲まなかったので、早くお酒が飲みたいです!」

戦いの緊張と重圧から開放され、3人ともすっかりリラックスした表情になっていた。

(終)

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編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/戸田 秀成

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