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始まる前から熱い! ICCサミット、スタッフの会場設営に密着【ICC FUKUOKA 2019レポート#1】

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2月18日~21日の4日間にわたって開催されたICCサミット FUKUOKA 2019。その開催レポートを連続シリーズでお届けします。第1回目は、開催前日の2月18日、会場設営の模様をお伝えします。ぜひご覧ください。

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ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回200名以上が登壇し、総勢800名以上が参加する。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。次回 ICCサミット KYOTO 2019は2019年9月2日〜5日 京都市での開催を予定しております。参加登録は公式ページのアップデートをご覧ください。


「燃えている人だから燃やせる」コミュニティ

「萌えている人しか萌やせない」ーーこれは、クラシコムの青木さんがファンづくりについてよくおっしゃっている言葉(※)だ。今回レポートを担当する私は、ICCサミット期間中に、幾度となくこの言葉を思い出していた。

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今回のICCサミットは、そこに集まる人たちがとにかく熱かった。参加いただく方々、スタッフ共々夢中になって燃えていた。

4つに増えたカタパルト、長時間化するセッション、爆増したワークショップ。セッションの間のギャラリートーク、会場の外では車の試乗や工場見学、夜はパーティ。多忙な毎日を送る経営者の方々に対して、今回のICCサミットは、実験も含んだ過密ともいえるほど詰め込まれたプログラムが用意されていた。

それを運営するスタッフは、早い人では開催前々日の2月17日から福岡に到着し、プレ飲み会で参加にかける意気込みを語っていた。スタッフにとっても、過去最大に難易度の高い、チャレンジングなICCサミットになる。そして、台風直撃のなかの開催となった前回を超えたい。運営チームのテンションは開始前から高かった。

WITH THE STYLE FUKUOKAでのスタッフ・プレ飲み会の模様

「僕らスタッフが熱量を上げて着火剤となる」と語ったスピーカー誘導統括の高井さん。目に涙が見えたと思ったのは気のせいか

毎回ボランティアで集まる運営チームは、毎回約3割ほどが入れ替わる。今回はとくに学生スタッフや、登壇されている方々の企業に勤めている方が増え、新鮮な顔ぶれだ。

面談時の話やプレイベント時の動きなどで、ICC代表小林が各会場、各役割のチーム分けをし、そのなかでも主に経験者がチーム統括となり、円滑な運営を目指す。チーム分けが始まった時点で、各グループのメッセンジャーグループが立ち上がり、各チームのマニュアルの読み込みが始まっていた。さまざまな情報共有もここで行われ、期間中は携帯にメッセージが届き続ける。

運営各チームが意気込みを語る

事前にオンラインでコミュニケーション済みだが、リアルで顔を合わせるのが、会場設営準備日である18日13時。恒例の点呼が始まり、各会場や、各チームのリーダーやICCパートナーズのメンバーが一言ずつ意気込みを語った。その一部をご紹介しよう。

スピーカー誘導チーム 高井さん「僕ら誘導チームの役割としては、ICCの心臓部分を担っていると思います。登壇者の方をスムーズに会場へ誘導するのが僕らの主な仕事ですが、それがないとセッションは生まれないし、スムーズに運営されない。だから僕らは心臓だと思って、ポンプの役割を果たしましょう!」

ヤッホーブルーイングからは、写真中央の清水さんと下川さんと二人で初参加

飲料・展示チーム 清水さん「初参加でこういう役割を与えていただき、頑張りたいと思っています。私はうちの井手(直行氏・ヤッホーブルーイング)がいつも参加させていただいていて、すごいイベントであると聞いていました。私たちも自社でファンイベントをスタッフ総出で創っていたりするのですが、それを超えるのがこのICCだということで、参加して学んでこいと言われました」

女性4、男性1の受付リーダーチーム

受付統括 櫻内さん「ICCという体験を創る場において、受付はその入口となる第一走者の役割を担っていると思います。私たちが笑顔でゲストの方をお迎えして、ICCという体験が始まりますので、心して頑張っていきたいと思っています。それぞれのパートがICCという体験の重要なパートを担っていると思っていますので、心意気をもって、がんばっていきましょう!」

受付C 能任さん「ゲストの方々に楽しんでいただくのは、たった1つの方法しかないと思っています。それは自分が楽しむこと。自分が楽しんでいれば、それは絶対に相手に伝わるし、なにか問題が起こってもそれを解決する過程を楽しんでいければ、ミスなく周りの人と協力していけると思いますので、第一にみなさんと楽しんでいければと思います」

受付A 相澤さん「今回私は3回目なのですが、オンタイムで誘導チームに引き継げればと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします!」

受付B 澤谷さん「受付チーム唯一の男性です。男性陣の方々フォローをお願いします。女性陣の方々は人手が足りないというときに、声をかけていただければお手伝いします!」

カタパルト / ワークショップ・チーム

カタパルト・チーム 西川さん「カタパルトは、各起業家の方々が、自分のサービスに込めた想いを発信する場です。本当に人生がかかっていますし、その後ろには社員の方もいらっしゃいます。

そういう大事な場を全力でサポートしたいと思っていますので、ここにいるスタッフ全員でその気持ちをもって、カタパルトをよいものに作り上げて行きたいと思っていますので、何卒よろしくお願いいたします!」

カタパルト/ワークショップ・チーム(B会場)渡辺さん「今回ワークショップを大々的にやるのは初の試みで、みなさんの協力を仰ぐかと思いますので、みなさんのご協力をお願いいたします。

前回の福西(今回はB会場統括を担当)さんの受け売りなのですが、”ギブギブギブ”で、与え続けることで、得られるものが初めてあると思っています。みなさんがんばりましょう」

真剣にリーダーたちの言葉を聞く

メディアチーム ICC尾形「登壇者の方が受付を通って、誘導していただいて、会場にたどり着いて、飲料や展示などのコンテンツを楽しんで、セッションが行われて、そこでようやくコンテンツが生まれます。それを僕らは内外に届ける仕事をさせてもらいます。それで終わりではなく、次につながっていきます。

次の参加者や登壇者、次の運営チームの方々、次のスポンサーの方ががその写真や記事を見ると思います。

スタッフのみなさんがつないでくれたバトンを、その先まで届けるように頑張りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします!」

真剣な意気込みの言葉ばかりを拾ったが、途中に名前当てクイズあり、笑いあり、ツッコミありで、真面目ながらも和気あいあいとした雰囲気だ。

「この場を作るのは登壇者だけではない」

開催中は、写真やビデオの撮影チームも会場を走り回る。ICCサミットでは、毎回運営スタッフ数名をフィーチャーしたドキュメンタリーを作成するが、今回の主役の一人は、初代カタパルト・グランプリ優勝者で、今回B会場の司会を務めるe-Education 三輪 開人さんだ。

「いい話を」という無茶振りにも難なく対応する三輪さん

三輪さん「今回初めて参加の方が多いと思いますが、その方に向けてお話しさせてください。昨日のプレ飲み会でも出ていた話ですが、大事なことなので、何回も言いますね。

初参加だと自分のことでいっぱいいっぱいになってしまいますが、登壇者の方々、本当に人生を賭けていらっしゃる方がたくさんいます。

私も実は、2年前に初めて参加させていただいたときに、人生を賭けて来ました。そのときに、自分が持っているもの以上のプレゼンを出せたのは、スタッフの皆さんの力だと思います。

(ICC小林「ユーチューブ37万回再生!」)

大絶賛された感動のプレゼンテーション「e-Education」 (ICC FUKUOKA 2017 カタパルト・グランプリ)

ありがとうございます(笑)。

(誘導チームの)高井さんも昨日言っていました、我々は着火剤です。それに加えて僕は、接着剤でもあると思っています。この場とみなさんの事業を創る、着火剤であり接着剤である我々がどれだけ活躍できるかによって、パフォーマーの方々の出せるものも変わってきます。

これは毎回言っていることなのですが、2年前のここで、私は本当に緊張していました。そのとき、今回もスタッフで参加している金田さんが『三輪くん大丈夫?』と声をかけてくれたことによって、いいプレゼンができました。それくらい登壇者だけではないと思うのです。

他のワークショップやセッションに出る方、もしかしたら、参加者の方でも人生賭けて来ている方がいるかもしれません。そういった方々の心に火が点くような、誰かと誰かがつながる接着剤になるような、そんな活躍をしていければと思います。

伝説を創ろうという言葉が昨日から出ていますが、これはマニュアルには書いてないと思います。でも、手にしているマニュアルを一人ひとりが超えることで、伝説を創ることができると思っています。そんな想いを込めて、みなさん掛け声の準備をお願いします。

ともに産業を創ろう! オー!」

LEXUSの工場見学、第一陣が出発

これに先立って、LEXUS工場見学ツアー第一陣が出発していた。この回の参加者は、GRAの岩佐さん、楽天の小林さん・北川さん、プレイドの倉橋さん、おかんの沢木さん、エアロネクストの田路さん、ベースフードの橋本さん、FABRIC TOKYOの森さんの8名。移動のLEXUSに乗り込む前から、みなさん大興奮だったそうだ。

B会場には、すでに展示用のLEXUSが搬入済み。ハイブリッド車のため、バッテリーはすでに家庭用電源に切り替えられている。きれいに磨き上げられているが、開催期間内では、ドアを開けてシートの座り心地を試したり、デジタルアウターミラーの動作を確かめることができた。

スタッフは各グループごとに分かれて、改めて自己紹介や会場の設営、作業やマニュアルの再確認などを持ち場で開始している。展示企業のブースの設営なども始まり、会場は準備一色となる。各会場を回ってみた。

6会場関係スタッフが勢揃い

スピーカーズラウンジ

各会場、各セッションに登壇いただく方々と、誘導担当が出入りするスピーカーズラウンジ。

誘導統括と、誘導統括補佐の3名

広々とした図書室のようなラウンジでは、出番を待つ登壇者に鈴懸のお菓子を提供

A会場

もっとも客席の多いA会場。今回はDEEP TECH PARKの展示も設置される。

前回のICCサミットでスタッフMVPの今井さんが率いるA会場

B会場

オペレーションがもっとも複雑なカタパルトが4回と、ワークショップも開催されるB会場。後方にはCRAFTED PARKとLEXUSの車両が展示されている。

登壇者が左右から登場するカタパルトの白い演台2台は、毎回持ち込んで組み立てている

B会場はライブ中継もするため、音声、映像など入念なチェックを行う

C会場

通常のセッションに加え、ワークショップ4つと、建築模型を展示するC会場。

宴会用の円卓は、ワークショップでも使用する

模型を制作した4人の建築家が搬入から立ち会い、設置を行った

建築模型は大きな木箱に入って搬入されたが、これは特別に製作したものという。立ち会っていた寺田倉庫の柴田加奈子さんに聞いた。

「今回、建築倉庫の模型を初めて外部で展示するという試みです。展示のコンセプトとしては『非パブリック』ですが、コンセプトとしてはサステナブル(持続的)にやりたいということで、建築家4人と議論しながら考えました。

通常は、展示台は1回きりで廃棄するものですが、展示台かつ配送、保管もできるような箱を今回特別に作りました。配送の箱を解体して、裏面にすると展示台になります」

展示企業の設営もスタート

D会場

ホワイエの曲がり角にあるオープンスペースの会場だ。

ベテランの坂本達夫さんがリーダーで、ほのぼのムード

受付

今回、初めて参加するスタッフが一番多い受付チーム。来場者931名を迎え入れる窓口となる。

ストラップを1つずつきれいに巻いていく

来場者が最初に目にする場所のため、台にかけるクロスもきれいにアイロンがけ

別室でスムーズな来場者リストにするべく改善中

E会場

赤い花のデコレーションが印象的なE会場。統括を務めるのはスタッフ歴が今回参加中最も長い宍戸さんだ。

本番オペレーションをチームに説明

F会場

もっとも小さいF会場は、会場の密室感から、最近はオフレコトークなどに逆指名の多い会場だ。

D会場と同じく、4名で運営を担う

ホワイエ

ホワイエでは、展示企業の設営も始まっていた。

オカムラ社製の会議用ブース「スノーハット」が今回初登場

どこよりも早く展示ブースを作っていたネオキャリア。サービスの「jinjer」にかけて、配布するジンジャーエールのタワーを作っている

鈴懸の苺大福でパワーチャージ

準備を進めている途中、プレ飲み会での小林の予告どおり、3時のおやつが登場。鈴懸の苺大福がスタッフ全員に配られた。

「とってもおいしい!」とみんな笑顔に

事前の取材記事で、スピーカーラウンジに鈴懸のお菓子を置くことを知り、福岡入してから店へ出向いたスタッフも数名いた。さすが予習に余念のないICC運営スタッフである。

設営の合間には、スタッフの私たちも登壇者の方々のように、プロカメラマンの江本秀幸さんに、チームごとに集合写真を撮ってもらう。記録であるが、一緒に働いたチームの仲間や、スタッフとして参加した記念にもなる。

「ちょっとはしゃいでみて!」と江本さんが声をかけると、真剣だったスタッフの表情がほぐれていく。

設営は大きなトラブルもなく終わり、それと入れ替わりに展示企業の設営が賑わってきた。いよいよ明日から始まるという期待と緊張感、落ち着いて無駄なく動くベテランスタッフと、自分は一体役に立てるのだろうかと所在なげな初参加スタッフ、さまざまな空気が混ざり合って、本番前夜の雰囲気が高まってくる。

このあとスタッフは、参加者の方々対象のオープニング・パーティと、スタッフたちの前夜祭の2手に分かれる。オープニング・パーティはいよいよ本番の運営スタートとなるが、スタッフ前夜祭に参加するスタッフたちのほうが、どこかそわそわしている。

「マニュアルも頭に入らないほど緊張している」と言うその理由は、数日前に伝えられた、ICC代表小林による「各チーム出し物を考えて披露せよ」との無茶振りミッション。さて、その結果はーーー次回のレポートで!

(続)

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編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子

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