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【活動レポート】ICC サミット FUKUOKA 2019 太宰府・竈門神社など下見レポートPart.3(番外編)

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2019年2月に開催するICCサミットFUKUOKA 2019の下見レポート、こちらは番外編。セッションやアクティビティの新しいアイデアを検討すべく、2組に分かれて視察を行いました。こちらでは太宰府や竈門神社、唐津焼の里などを訪問。ぜひご覧ください。

▶2019年2月18-21日に開催する ICCサミット FUKUOKA 2019の運営スタッフを募集しています。詳細はぜひ下記リンクからご覧ください。
【ともに学び、ともに産業を創る。】ICCサミット FUKUOKA 2019 運営チーム募集

ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回200名以上が登壇し、総勢900名以上が参加する。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。次回 ICCサミット FUKUOKA 2019は2019年2月18〜21日 福岡開催を予定しております。参加登録は公式ページをご覧ください。


みなさんこんにちは、ICCパートナーズの活動をお伝えする浅郷です。ほかの2本のレポートでは、次回ICC サミットFUKUOKA 2019の会場や食事についてのレポートをお伝えしましたが、こちらはその第3弾で、番外編となります。社員6人が、2組に分かれて行った視察や下見、セッションについての打ち合わせの内容について、またもし時間があったら、福岡でお楽しみいただきたい観光地についてもご紹介したいと思います。

福岡での企画を下見を基に考える

東京にいる時点で、次回のICC サミットFUKUOKA 2019に向けて、いくつかアイデアがありました。LEXUSの工場が福岡にあるらしい、工場見学はできるのかどうか。せっかく九州で開催するのだから、九州とCo-Creationできることはないか。体験プログラム的なものは何か作れないか。そこでアイデアが実現可能かどうかを探るために、3つのプランを立てました。

・トヨタ自動車九州 宮田工場(LEXUS生産ライン)を見学する
・JR九州の小池さんと打ち合わせをする
・以前登壇いただいた太宰府天満宮 権宮司の西高辻 信宏さんにちなんで竈門神社、太宰府を見学、体験プログラムを考える

【名言】「100年先を見て責任を取る」太宰府天満宮・西高辻氏が語る決断の仕方【F17-2C #3】

LEXUSの工場見学は、受け入れ側の都合があり4人まで見学可能とのこと。工場見学は撮影不可で、後日写真をお借りすることになりました。そこで、下見2日目は2手に分かれて、さまざまな可能性を探ることにしました。

①小林・吉名・三木・尾形 → JR九州、LEXUS生産ライン見学チーム
②北原・浅郷 →太宰府、竈門神社、同じエリアにある九州国立博物館見学チーム+α

早速2手に分かれてレンタカーを借りて出発です。

▶LEXUS生産ラインの見学レポートは後日公開予定です。お楽しみに!

太宰府、竈門神社へ

結論からいうと、②の体験プログラム案は今回は見送りなのですが、見学して検討した内容をお伝えします。以降、もし太宰府まで足を伸ばすようでしたら、ご参考までにご覧ください。

西高辻さんのお話ももちろんですが、福岡地所の上田真也さんからも「地元の人は太宰府ではなく竈門神社にお参りする」とお聞きし、福岡で登山するならば、目指す山は竈門神社の後にある宝満山(829.6m)だそうです。そこで両方確認すべく、博多から、車を南に走らせること約40分で到着しました。

竈門神社は、昔は山伏が修行していたというだけあって、山道を登っていった中腹にあります。周辺には無人駐車場もいくつかあります。こちらが正面の参道です。

階段はそんなに多くありません

最澄が唐へ渡る前に訪れたという歴史のある神社

赤い鳥居を横目に見ながら登っていくと……竈門神社に着きました! こじんまりとして、桜のモチーフがかわいらしい神社です。

これが100年後のスタンダードを考えて作ったという、御守りや御札をお渡しする授与所です。

鈴やダルマ、御守りや御札など、並んでいるものは昔ながらのものばかりなのに、近未来的な内装だと、おしゃれな雑貨のように見えてくるから不思議です。

授与所は屋外に列をなして並ぶイメージがありますが、これならば寒い初詣のときも暖をとることができるし、訪問したときは暑かったので冷房が快適でした。不便に耐えてこそお参りというイメージが変わります。えんむすびの神様ともいわれているそうで、女性の参拝客が後を断ちませんでした。

奥へ回ると、宝満山への登山口があります。たとえばここでディスカッションや見学のあとは軽く散策というのはありかどうか、確認するために行ってみることにしました。

歩いて5分もたたないうちに、息が上がってきました。両手が空いていないと危ないような山道です。写真よりもずっと角度があります。

上から降りてくる登山者によると「頂上までは片道で1時間半くらい」とのこと。しかも最初からかなりハードです。開催は2月のため登山もないだろうとのことで、大宰府に向かうことにしました。

竈門神社はご覧のように素敵な神社ですし、伝統と格式を未来を見据えて改新したことで、参拝者が5倍に増え、年間100万人が訪れるといいます。もしお時間があれば、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

太宰府天満宮へ

太宰府天満宮は竈門神社から車で10分ほど。学問の神様といわれる菅原道真公を祀った神社です。学問以外にも至誠・厄除けの神様として知られ、国内外から年間1000万人の参拝客があるとか。訪れた時期が中国や韓国の長期休暇の時期にあたり、境内ではさまざまな言語が飛び交っていました。

奥に見えるのが本宮です

境内各所にある御神牛。調子が悪い体の部位と同じ箇所をさすると病気全快、頭を撫でると知恵がつくとか

太宰府名物の梅ヶ枝餅は、昔ながらの味を守る「松島茶店」(境内にあります)がおすすめ

境内一角には、商売の神様を祀ったお稲荷「天開稲荷社」があるとのことで、勝手に経営者の皆様に代わってお参りもしてきました。皆様に開運と幸福がありますように!

天開稲荷社

九州国立博物館

天開稲荷社の後の道を抜けると、九州国立博物館への近道に着きました。丘の中腹にある大きなエレベーターを上がると、博物館までアトラクションのような動く歩道が表れます。

カラフルに色が変わる動く歩道

博物館外観。天気がいいと、このように景色が写り込んでとてもきれいです。

内装は木を使ったデザインで壮麗、かつ温かみがあります。

博物館の建築はすばらしく、見応えがあります。展示内容は時期によって変わるので、興味が合えば訪問の価値があると思います。太宰府の時代からアジアとの交流の歴史がある土地柄から、そういった歴史の展示が豊富でした。

昼食で立ち寄った境内のお茶屋さんによると2月は梅の見頃とのこと、今年2月のサミットの後に太宰府を訪れたインターンの本田さんから、花見でお正月のような混雑だったことを聞き、最終的には竈門神社・太宰府・九州国立博物館のセットで体験企画は難しそうという判断に。長々とお送りしましたが、もし観光される場合のご参考になればと思います。

太宰府の参道には、隈研吾デザインのスターバックスもあります

福岡・近郊観光編

1泊2日だったのであまり余裕はありませんでしたが、徒歩で移動のときにFUKUOKA growth nextという、官民共働型スタートアップ支援施設に立ち寄りました。IT業界に詳しい方は、awabar fukuokaがあるということで、ご存知かもしれません。

ロケーションは天神駅から徒歩10分弱

2014年3月に閉校となった旧大名小学校の施設をそのまま生かして、教室や職員室に、さまざまなスタートアップや店舗が入り、見学するだけでもワクワクするようなスペースになっています。

古い小学校の雰囲気をそのまま残しています

ミッションは「将来のユニコーンを生み出す」こと

awabar fukuokaの入り口

元職員室らしきところに、「GOODAY FAB DAIMYO 」×minneのアトリエを発見

小学校とスタートアップの雰囲気が共存

1階はコミュニティスペース、2〜3階はチームルームとシェアオフィス、コワーキングスペースとなっています。ICCが入居しているNagatacho GRIDもシェアオフィスですが、こちらの施設も素敵だなと思ってしまいました。

おまけ

渋滞にもはまらなかったため、太宰府、竈門神社、九州国立博物館の見学を早々に終えた北原と私は、残る時間をどう使おうか?と考えていました。まだ集合時間まで4時間ほどあり、前日にリストランテKubotsuで聞いた唐津焼と陶芸家の中里太郎右衛門さんのことが、頭に残っていました。

CRAFTEDという意味で、勉強になるのでは? リストランテKubotsuを説明するときの情報になるかもしれない、展示や、あわよくば体験プログラムができたりしないか? カーナビで調べてみると太宰府から唐津までは1時間ほど。それならば行ってみよう!ということになりました。

そして訪れたのがこちら、中里太郎右衛門陶房です。

表札も焼き物です

入り口すぐの部屋では、窯をシェアする”窯もの”(”中里太郎右衛門窯のもの”という意味)の唐津焼作品が展示販売されています。陶房内では、製法の説明など詳しく聞くことができました。残念ながらワークショップ的なものは行っていないそうです。

お値段は数千円から

代々の中里太郎右衛門さんの作品(”窯もの”に対し”作家もの”という)は、次の間に展示されています。

「叩き」と呼ばれる独特の模様をつけた壺は14代目の作品、1,944,000円。

博物館のような雰囲気です

この陶房がある通りから少し小道を入ったところに、実際に使っている”登り窯”も見られます。

”登り窯”は斜面を利用した対流を利用して、窯の温度を高温に保つことができるそうです

かつては窯だった?と思われる場所も

他の陶房では、手軽な焼き物作成体験を行っているところもあります。しかしここで見逃せないのは、やはり代々の中里太郎右衛門による作品と”登り窯”。もし焼き物に興味があって、福岡から足を伸ばす機会があれば、ぜひお訪ねください。

中里太郎右衛門窯のものの作品裏には、このように「三ツ星」マークがついています

”CRAFTED”が感じられる、非常に興味深い場所ではありますが、こちらもICCサミットに反映するには少し遠方かもしれません。唐津市は福岡から車で1時間ほど、名人の素晴らしい作品と、中里家のご親戚を含めていくつか陶房が集まっており、焼き物の町のしっとりとした雰囲気が味わえます。

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福岡に戻り、空港でLEXUS生産ライン見学チームと合流すると、みな興奮して口々に感想を語っていました。工場見学プランはその場で決定し、その後、見学プラン希望の定員もあっという間に埋まっています。

次回福岡でのICCサミットは次の段階へ進むべく、新たな企画をいくつか用意しています。今回の下見で、新しい企画をイメージして実際体験してみることで、プランニングについても学ぶことができました。

2月の福岡は真冬ですが、食事もおいしく、見どころもたくさんあります。参加されるみなさんも、運営スタッフのみなさんも、もし時間があれば、ぜひ滞在を楽しんで帰ってくださいね。現在ICC サミットFUKUOKA 2019の準備を着々と進めています。一期一会の出会いの場が、より意味あるものになるように、ICC社員一同、スタッフの皆さんと力を合わせてがんばりたいと思います! 以上浅郷がお送りしました。

(終)

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編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/戸田 秀成

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