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【速報】社会の仕組みを変え、子どもが売られない世界をつくる「かものはしプロジェクト」がスタートアップ・ダイジェスト(前半)優勝! (ICCサミット FUKUOKA 2019)

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「ともに学び、ともに産業を創る。」エクストリーム・カンファレンス「Industry Co­-Creation(ICC)サミット FUKUOKA 2019」(2月19日〜21日開催)、3日目に「スタートアップ・ダイジェスト – 注目スタートアップを一挙紹介!(前半)」Supported by 電通 が開催されました。

前後半あわせて総勢23社がプレゼンを繰り広げる同セッション前半では、スタートアップ企業11社が各7分間の熱いプレゼンテーションを繰り広げました。プレゼンターの相互投票による選考の結果、前半では、アジア地域の児童売春問題に挑む「かものはしプロジェクト」が優勝いたしました!

結果速報

ICCサミット FUKUOKA 2019 Session 11B「スタートアップ・ダイジェスト – 注目スタートアップを一挙紹介!(前半)」優勝は、社会の仕組みを変え、子どもが売られない世界をつくる「かものはしプロジェクト」でした!

2位は、“男女ふたりで取り組む妊活”をサポート、スマホでできる精子セルフチェック「Seem(シーム)」でした。

同率3位は、発展途上国に最高の授業を届け、未来の人材を育てる「e-Education (イーエデュケーション)」と、

プレ花嫁と先輩花嫁をつなぐ結婚式場検索サービス「ウェディングニュース 」を提供するオリジナルライフでした。

当日の中継映像もぜひご覧ください。

(結果発表・表彰式はこちら)

登壇サービス・プロダクト一覧

優勝:社会の仕組みを変え、子どもが売られない世界をつくる「かものはしプロジェクト

▶実際のプレゼンテーションの模様は、こちらのYouTube動画(29:21頃〜)よりご覧ください。

「かものはしプロジェクト」は、「子どもが売られる問題」を防止する活動を持続的かつ発展的に行い、世界の子どもたちが未来への希望を持って生きられる世界を目指す認定NPO法人。2004年から開始したカンボジアの活動では、安定した職場の供給などで母親の経済的な自立をサポート、子どもが売春宿等に売られる危険をなくし、さらに警察への研修支援で取り締まりの強化を行うことで、「被害者保護」と「加害者逮捕」の両者を実現した。こうした経験をもとに、共同代表の村田氏は「子どもが売られない世界はつくれる」と強く語る。現在は活動の場をインドに広げ、世界で100万人とされる人身売買で苦しむ子どもたちを守る活動を続けている。

(プレゼンター)
村田 早耶香
特定非営利活動法人かものはしプロジェクト/公式HP
共同代表
LinkedInページ

大学在学中の2001年、東南アジア訪問時に子どもが売られる問題の深刻さを知り、2002年20歳の時に仲間とかものはしプロジェクトを創業。10歳未満の子どもまでもが被害にあっていたカンボジアで、子どもが売られる問題を防止する為、職業訓練と雇用により家庭の収入を向上させる雑貨工房を運営。また加害者を取り締まる為の警察訓練支援も行う。現在はインドにも活動を広げている。2006年日経WOMAN主催「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2006」リーダーシップ部門を史上最年少で受賞。2011年、社団法人日本看護協会とジョンソン・エンド・ジョンソン グループ日本法人各社主催、ヘルシー・ソサエティー賞を受賞し、皇太子殿下と謁見。2012年、全国日本商工会議所女性会連合会主催 第11回女性起業家大賞優秀賞受賞。

2位:“男女ふたりで取り組む妊活”をサポート、スマホでできる精子セルフチェック「Seem(シーム)

▶実際のプレゼンテーションの模様は、こちらのYouTube動画(15:45頃〜)よりご覧ください。

「Seem」は、スマートフォンで手軽にできる精子セルフチェックアプリ。妊活や不妊治療に関する活動を主体的に行っているのが女性ばかりである現状に違和感を抱いた入澤諒は、Seemの開発に着手した。現在、日本では6組に1組の夫婦が不妊検査や治療を受けている。まず女性が先に検査や治療を始め、検査・治療を1~2年ほど続け、女性側に不妊の要因が見つからない場合に初めて男性の検査が行われているのが現状である。Seemによって手軽に自宅で男性側が妊活に参加するようになることで、不妊治療にかかる時間と数十万円のお金の負担を減らすことできる。二人で取り組む新しい妊活文化を、日本から世界へ広げていく。

(プレゼンター)
入澤 諒
株式会社リクルートライフスタイル/公式HP(Seem)STARTUP DB(リクルートライフスタイル)
新規事業開発担当
LinkedInページ

2008年、東京工業大学生命理工学部生命科学科卒業。2011年、同大学工学部建築学科卒業。二級建築士。大学卒業後、フィーチャーフォンやスマートフォン向けのコンテンツプロバイダーに入社。女性向けの体調管理サービスの企画・プロモーションのディレクションや遺伝子検査サービスの立ち上げを担当。一貫して、ヘルスケア領域でのサービス開発に携わる。2014年11月にリクルートライフスタイルに入社し、新規事業開発部門に配属。ヘルスケア領域での新規事業として、スマートフォンを使った精子セルフチェックサービス『Seem(シーム)』を立ち上げ、現在はSeem事業全体の戦略策定からUXの検討、プロダクト開発までを担当する。

同率3位:発展途上国に最高の授業を届け、未来の人材を育てる「e-Education(イーエデュケーション)」

▶実際のプレゼンテーションの模様は、こちらのYouTube動画(36:42頃〜)よりご覧ください。

「e-Education」は、満足な教育を受けることができず、夢を諦めてしまうことがある途上国の子供たちに、DVDによる映像授業を通した教育支援を行う特例認定NPO法人。2010年にアジア最貧国のバングラデシュの農村からバングラデシュ最難関大学であるダッカ大学への合格者を輩出すると、2015年には同村から難関大学に合格する生徒は100人を突破するなど、快進撃を続けている。現在は、フィリピン、ネパール、ミャンマーなどでも映像授業を展開しており、「最高の授業を世界の果てまで届ける」というミッションの実現をこれからも続けていく。今回のピッチでは、バングラデシュで取り組むIT人材の育成プロジェクトを紹介し、優秀なバングラデシュの若者の日本企業への採用を呼び掛けた。

(プレゼンター)
三輪 開人
特定非営利活動法人 e-Education/公式HP
代表理事
LinkedInページ

1986年生まれ。早稲田大学在学中に友人と共にNPO、e-Educationの前身を設立。バングラデシュの貧しい高校生に映像教育を提供し、大学受験を支援した。1年目から合格者を輩出し「途上国版ドラゴン桜」と呼ばれる。大学卒業後はJICA(国際協力機構)で東南アジア・大洋州の教育案件を担当しながら、NGOの海外事業総括を担当。入職3年半後の2013年10月にJICAを退職してe-Educationの活動に専念。2014年7月に同団体の代表理事へ就任。これまでにアフリカや南米を含む途上国14カ国、20,000名以上の中高生に映像授業を届けてきた。2016年、アメリカの経済誌「Forbes」が選ぶアジアを牽引する若手リーダー「Forbes 30 under 30 in Asia」に選出。2018年、人間力大賞にて外務大臣奨励賞および参議院議長奨励賞を受賞。NHKドキュメンタリー番組『明日世界が終わるとしても』などメディア出演多数。

同率3位:プレ花嫁と先輩花嫁をつなぐ結婚式場検索サービス「ウェディングニュース 」(オリジナルライフ)

▶実際のプレゼンテーションの模様は、こちらのYouTube動画(58:12頃〜)よりご覧ください。

オリジナルライフは、プレ花嫁のための結婚準備ニュースアプリ「WeddingNews」を提供するスタートアップ企業。2019年1月に先輩花嫁の実例レポートから探せる結婚式場検索サービスをスタートし、結婚式に「リピーター」を生む仕組みの構築をめざす。レポートを投稿した先輩花嫁は、自分のレポートが会場予約が予約につながることで紹介特典を受けることがきる。ユーザーは、先輩花嫁によるリアルで詳細なレポートをもとに、会場を選ぶことができる。同社代表取締役CEOの榎本氏は、この仕組みにより会場側は新規ユーザー獲得のために多額の広告費を掛ける必要がなくなるため、次の顧客獲得につながる満足度の高い実例づくりの重視につながるとする。

(プレゼンター)
榎本 純
オリジナルライフ株式会社/公式HPSTARTUP DB
代表取締役CEO
LinkedInページ

三重県出身。東京大学行動文化類社会学科卒業。外資系広告代理店McCann-Ericksonでのメディアプランナーを経て、㈱リクルートにて、経営企画(R25、新規事業、ゼクシィなど)、フリーマガジン『R25』のオンライン化、ポンパレ事業立ち上げを歴任。NEWRINGグランプリ、TOPGUNアワード受賞、ソフトバンクアカデミア1期生。2015年4月オリジナルライフ株式会社を設立。2016年2月結婚準備のポータルアプリ「ウェディングニュース」リリース。インスタグラムフォロワー数でブライダル業界No1、アプリダウンロード10万突破。リピーターがいないため結婚式場が顧客満足のフォーカスできない根本課題に対処するため、卒花嫁が自らの経験をシェアすることで新規集客を実現する新しい結婚式場マッチングサービスをリリース。

表彰式

(終)

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編集チーム:小林 雅/本田 隼輝/上原 伊織/尾形 佳靖

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