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「エンペイ」は、幼稚園や学習市場の集金キャッシュレス化で、回収の課題を大幅に削減する(ICC KYOTO 2021)【文字起こし版】

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ICC KYOTO 2021 スタートアップ・カタパルトに登壇いただき、同率3位に輝いたエンペイ 森脇 潤一さんのプレゼンテーション動画【「エンペイ」は、幼稚園や学習市場の集金キャッシュレス化で、回収の課題を大幅に削減する】の文字起こし版をお届けします。ぜひご覧ください!

ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回200名以上が登壇し、総勢900名以上が参加する。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。 次回ICCサミット FUKUOKA 2022は、2022年2月14日〜2月17日 福岡市での開催を予定しております。参加登録は公式ページのアップデートをお待ちください。

本セッションは、ICCサミット KYOTO 2021 ダイヤモンド・スポンサーのノバセル にサポート頂きました。

【速報】“業界DX”で巨大市場が動く!オフィス不動産データプラットフォーム運営の「estie(エスティ)」がスタートアップ・カタパルト優勝!(ICC KYOTO 2021)


【登壇者情報】
2021年9月6〜9日開催
ICC KYOTO 2021
Session 1A
STARTUP CATAPULT
スタートアップの登竜門
Supported by ノバセル

森脇 潤一
株式会社エンペイ
代表取締役CEO/Founder

メディックス、博報堂にて広告営業職に従事し、2013年リクルート入社。リクルートではAdTech、SaaS、FinTech等、一貫して新規事業開発を担当。2014年社内新規事業提案制度(NewRING)でグランプリを獲得、子育て支援SaaS「キッズリー」のファウンダー兼事業責任者として事業成長を牽引しEXITし、株式会社エンペイを創業。社会福祉法人どろんこ会理事、経済産業省「グローバル起業家等育成プログラム,2016」シリコンバレー派遣メンバー。


森脇 潤一さん はじめまして、株式会社エンペイの森脇と申します。

よろしくお願いします。

キャッシュレス集金で集金業務の負担を圧倒的に軽減

エンペイ」は、集金業務の負担を圧倒的に軽減する、クラウド型フィンテックソフトウェアです。

まず、なぜこの分野に取り組もうと思ったのか、その背景を説明させてください。

集金の悩み①集金袋は現金の用意が大変

私には子どもが3人いて、こちらは毎朝の子どもたちを送っていく様子です。

想像を絶するような朝のスタートで、それくらい子育ては大変です。

そんな中、我が家を悩ますのはこの集金袋です。

皆さんも利用した経験があるのではと思いますが、学校の給食費や塾の月謝などを支払うための集金袋は、小銭を準備するなど管理が大変で、課題が山積しています。

「それは昭和の話でしょう?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかしAmazonを検索して頂くと、未だに200種類以上の集金袋が販売されており、集金の中心プレイヤーなのです。

集金の悩み②口座振替の手続きが煩雑

こちらの用紙もよくご存知だと思いますが、銀行の口座振替依頼書です。

多数の必要事項を記入し、銀行の届出印を押印するなど、登録作業が非常に大変です。

当事者として、「集金業務でこんなことを、なぜ未だにやっているのだろう?」と感じ、この課題をぜひ解決してみたいと思ったのが事業を始めたきっかけです。

4種類の決済方法

エンペイは、ユーザーのこれらの課題を全て解決することができます。

施設から請求メッセージが届くので、クレジットカード、コンビニ払い、PayPay、 LINE Payのうち、お好きな決済手段で支払うだけです。

明細や過去の支払履歴も確認できます。

現金を用意する、口座振替手続きや銀行口座入金をするなどの全ての手間から解放されて、とても便利です。

膨大な集金業務の手間を削減

エンペイは、集金を行う事業者に、さらに大きな価値を届けています。

こちらは、集金業務の流れをまとめたものです。

業務プロセスを詳細に分解してみると、実は多くの作業や時間が費やされているのが分かります。

②の集金だけではなく、集金前には請求書や明細書の作成、集金袋の作成と配布が必要です。

そして集金した後も、支払の確認や未払者への催促、領収証の発行、銀行への入金、月次の締め作業、会計データ作成と事務作業が恐ろしく続いています。

また、お金を扱う業務になるので、受け渡しのミスがないように注意したり、保管に気をつけたりなど精神的な負担が大きいため、集金業務は課題が多く、皆さん苦労されています。

エンペイは、これまで発生していた業務とそれに伴うミスを完全にゼロにすることができます。

たった1人がエンペイを操作するだけで、実現します。

請求から会計処理データ作成までを一気通貫

ログイン後、請求したい方を選択し、費目と金額を入力し、請求ボタンを押すだけです。

これだけで完了し、相手に請求が届きます。複数人への請求も一括で行えます。

請求後は、上部のサマリー箇所で支払状況を確認するだけです。

月末には、会計処理データが自動で作成されるので、非常に便利です。

当然完全キャッシュレスで、UI/UXは簡単で、どなたでもご利用頂けます。

顧客の声を紹介します。

このように、お客様には大きな価値を感じて頂き、とても喜んで頂いています。

2020年11月のリリースから大きく成長

実績としては、解約率0%、アクティブ率100%と、SaaS事業としては驚異的な数字が出ており、お客様に愛されています。

決して、数字を盛っていません。

2020年11月のリリース後、全ての重要指標において、大幅に実績を伸ばすことができました。

ARR(年間経常収益)は既に1億円を超え、年間決済流通額は約20億円です。

リリースから1年にも満たないにもかかわらず、社会インフラに着々と近付いています。

直近の四半期でも、順調に大きな成長をすることができました。

7.8兆円の教育・学習市場がターゲット

ターゲットは、全国にある約16万の子ども関連施設です。

集金業務を行っていれば、どこでも活用して頂けます。

教育・学習市場は非常に大きなマーケットですが、決済分類で見てみると、およそ4.7兆円が現金集金と口座振替になっており、大きなポテンシャルがあると我々は見立てています。

集金業務の負担を圧倒的に軽減し、この大きな市場を本気で狙っていきたいと考えています。

さまざまなプレイヤーと積極的に連携

具体的な戦略についてお話しします。

エンペイは、さまざまなプレイヤーと連携することで、社会や顧客への価値提供は何倍にもなると考え、積極的に連携しています。

まず決済手段として、クレジットカード、コンビニ払い、QRコード決済まで幅広く連携し、全てのユーザーが支払えるようにし、決済流通額を最大化していきます。

また、業界に特化した多くのICTサービスと連携し、キャッシュレス集金から会計処理までノンストップで実現していきます。

最後に、地方銀行と連携し、口座振替に代わる新しい集金方法として、地方自治体や地方の中小企業に届けていきたいと考えています。

エンペイが筑邦銀行と業務提携。地方自治体・地方企業に「enpay(エンペイ)for 筑邦銀行」導入を推進(PR TIMES)

我々は唯一無二のサービスとして、集金市場の中で独特のポジショニングを図り、なくてはならない存在になりたいと考えています。

PayPay Accelerator Programに採択

アライアンスの代表的な取り組みを、2つご紹介します。

弊社は、日本で4社のみの1社として、PayPay Accelerator Programに採択頂いています。

PayPay等3社、今後ミニアプリ化を目指すスタートアップ4社を採択(MarkeZine)

エンペイから請求を送るとPayPayに通知が来て、即座にPayPayで決済ができるミニアプリ開発のチャレンジをしています。

これが実現すると、約4,000万人のPayPayユーザーが利用可能な状態になります。

また、中国銀行には、エンペイをOEM提供させて頂いています。

エンペイが中国銀行と業務提携。地方自治体・地方企業に 「エンペイ for 中国銀行」導入を推進(PR TIMES)

OEM、レベニューシェアモデル(※) で、銀行と一緒に、地方のキャッシュレス化・DX化を実現したいと考えています。

▶編集注:レベニューシェアとは、支払い枠が固定されている委託契約ではなく、パートナーとして提携し、リスクを共有しながら、相互の協力で生み出した利益をあらかじめ決めておいた配分率で分け合うこと。(Wikipediaより)

このモデルを全国に広げるべく、活動しています。

新しいお金の流れを生み出し、社会貢献を目指す

経営チームは全員がリクルート出身で、事業開発、営業、事業企画、マーケティングなど、それぞれ専門領域を極めたメンバーが集まった会社です。

質実剛健な組織とサービスを作り、社会に変革を促していきたいと考えています。

株主は、BtoB SaaSに強いDNX Venturesをリード投資家とし、地方銀行である中国銀行にも出資頂いています。

手厚いサポートを頂き、新しいマーケットを開拓したいと思っています。

我々は、新しいお金の流れを生み出し、全ての子どもたちが未来や夢を追いかけられる社会を作るために頑張っています。

よろしくお願いします。

実際のプレゼンテーション動画もぜひご覧ください。

(終)

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編集チーム:小林 雅/小林 弘美/浅郷 浩子/戸田 秀成/大塚 幸

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