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日々のストレスを “気づく、ほどく、ととのえる”禅アプリで、自分の機嫌を整える力を育む「InTrip」(ICC KYOTO 2021)【文字起こし版】

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ICC KYOTO 2021 スタートアップ・カタパルトに登壇し、見事6位に入賞した、InTrip 伊藤 東凌さんのプレゼンテーション動画【日々のストレスを “気づく、ほどく、ととのえる”禅アプリで、自分の機嫌を整える力を育む「InTrip」】の文字起こし版をお届けします。ぜひご覧ください!

ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回200名以上が登壇し、総勢900名以上が参加する。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。 次回ICCサミット FUKUOKA 2022は、2022年2月14日〜2月17日 福岡市での開催を予定しております。参加登録は公式ページのアップデートをお待ちください。

本セッションは、ICCサミット KYOTO 2021 ダイヤモンド・スポンサーのノバセル にサポート頂きました。

【速報】“業界DX”で巨大市場が動く!オフィス不動産データプラットフォーム運営の「estie(エスティ)」がスタートアップ・カタパルト優勝!(ICC KYOTO 2021)


【登壇者情報】
2021年9月6〜9日開催
ICC KYOTO 2021
Session 1A
STARTUP CATAPULT
スタートアップの登竜門
Supported by ノバセル

伊藤 東凌
株式会社InTrip
代表取締役僧侶

臨済宗建仁寺派両足院副住職。1980年生まれ。
建仁寺派専門道場にて修行後、15年にわたり両足院にて坐禅指導を担当。アートを中心に領域の壁を超え、現代と伝統を繋ぐ試みを続けている。アメリカFacebook本社での禅セミナーの開催やフランス、ドイツ、デンマークでの禅指導など、インターナショナルな活動も行う。2020年4月グローバルメディテーションコミュニティ「雲是」、7月には禅を暮らしに取り入れるアプリ「InTrip」をリリース。海外企業のウェルビーイングメンターや国内企業のエグゼクティブコーチも複数担当。著書に「月曜瞑想〜頭と心がどんどん軽くなる 週始めの新習慣〜」(アスコム)がある。


伊藤 東凌さん こんにちは、InTripの伊藤です。

京都の祇園にある、両足院という禅寺の副住職をしています。

生活の中で実践できる禅を15万人以上に指導

私は、室町時代から続く禅寺で生まれ育ちました。

過去15年にわたって、生活の中で使える禅を広める活動をしており、これまでに15万人以上に禅の指導をしてきました。

禅とは、坐禅をして空っぽになるだけではありません。

むしろ、感性を豊かにし、思考の枠を広げて、生活を楽しむことです。

今日は皆さんに、それを体験して頂きたいと思います。

禅体験①音から想像する

体験は2つです。

1つ目は、音に耳を傾け、情景を想像することです。

2つ目は、問いと向き合うことです。

今から15秒くらいの音が流れますので、その後に、音に関する問いを投げかけます。

それでは皆さん、体を楽にして、呼吸と共に目を閉じて、耳を澄ませてください。

▶編集注:この後、会場に虫の音とウグイスの鳴き声が流れました。実際の音声は動画でご視聴ください。

今から皆さんに、頭の中のイメージを聞きます。

さて、「この音からどんな景色が思い浮かびますか?」

「そこには、どんな生き物がいますか?」

「あなたなら、この場所に、どんな服装で行きますか?」

禅体験②問いに向き合う

ここからは、あなたの聞く力について質問します。

問いと向き合ってください。

「あなたの聞く力は、自己採点で10点満点のうち何点でしょうか?」

「人の話をしっかり聞くために、あなたが一つ心がけていることは何ですか?」

「あなたの聞く力を遮っているものがあるとすれば、それは何ですか?」

「周りの人の聞く力が向上するために、あなたが工夫していることは何ですか?」

禅体験の価値をアプリで広く届ける

私は、禅寺という場所の力がなければ、禅を体感してもらえないのではないかと考えていました。

しかし、その価値をどうにか広く届けたいという思いはずっとありました。

そこで、新しい仲間と出会い、一つのチームとなって禅のアプリInTripを開発しようと決心しました。

コンテンツ制作やマーケティングの経験豊富なメンバーと共に開発を進めています。

不機嫌な社会に歯止めをかけたい

InTripを開発したのは、日本の社会全体がどんどん不機嫌な状態になっていくことに歯止めをかけたいという思いからです。

コロナの影響もあり、ストレスについての悩み相談を受けることがとても増えました。

Well-beingの大切さが語られますが、それを実感している人は少数です。

「ごきげんな状態」は自分で作るもの

Well-beingの本質は、自分の機嫌を自分で整えられるようになることです。

「ごきげんな状態」というのは、自分で設定して作っていけるのです。

瞑想アプリが増えましたが、そのほとんどはリラクゼーションにフォーカスしたものです。

リラックスだけでは、自分のごきげんは設定できません。

ですから私は、禅によって、考える力も養うアプリにしました。

「気づく、ほどく、ととのえる」3ステップの禅習慣

InTripでは、禅を、「気づく、ほどく、ととのえる」という3つの要素に定義しています。

「気づく」は、先ほどの体験のように、音から想像力を高めること、「ほどく」は、先ほどの聞く力のように、問いと向き合って思考力を鍛えることです。

アプリでは、この2つが、毎日配信されます。

「ととのえる」については、100を超える、目的別のプログラムを用意しています。

さらに、シーンごとにカスタマイズされた瞑想音楽もあります。

これら全てを使い放題で、月額980円(※)です。

▶編集注:現在iPhone対応のみ、税込

実際に利用している方からは、「家族や身近な人との関係が良くなった、新しい挑戦ができるようになった」という声もあり、豊かな生活の支えになっていると実感しております。

日本の社会全体を「ごきげん」に

海外に目を向けると、アメリカの瞑想アプリCalmはすでに有料会員が400万人以上います。

睡眠・瞑想・リラクゼーションの世界No.1アプリを提供する「Calm」、企業評価額が20億ドルに到達、法人向けの展開を拡大 Lightspeed Venture Partners主導のシリーズCで7,500万ドルを調達
(PR TIMES)

その大きな要因は、企業が率先してメンタルヘルスのケアのためにアプリを導入したり、保険会社が保険加入者にアプリを利用してもらったりというものです。

私は、日本におけるWell-beingの向上、メンタルヘルスケアの問題について、これ以上遅れをとりたくないと強く願っており、サポーター企業を募集します。

ぜひ声をかけてください。

私たちと一緒に、従業員、さらには社会全体を「ごきげん」にしていきましょう。

よろしくお願いします。

実際のプレゼンテーション動画もぜひご覧ください。

(終)

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編集チーム:小林 雅/小林 弘美/浅郷 浩子/戸田 秀成/大塚 幸

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