【NEW】ICC サミット FUKUOKA 2023 開催情報詳しくはこちら

外泊日は家賃ゼロの賃貸で、新しい暮らしを提案する「Unito」(ICC FUKUOKA 2021)

新着記事を公式LINEでお知らせしています。友だち申請はこちらから!
ICCの動画コンテンツも充実! YouTubeチャンネルの登録はこちらから!

ICC FUKUOKA 2021 スタートアップ・カタパルトに登壇いただいた、Unito 近藤 佑太朗さんのプレゼンテーション動画【外泊日は家賃ゼロの賃貸で、新しい暮らしを提案する「Unito」】の文字起こし版をお届けします。ぜひご覧ください!

ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。 次回ICCサミット KYOTO 2021は、2021年9月6日〜9月9日 京都市での開催を予定しております。参加登録は公式ページのアップデートをお待ちください。

本セッションは、ICCサミット FUKUOKA 2021 ダイヤモンド・スポンサーのノバセル にサポート頂きました。

【速報】スマホ養殖でサバの“生食文化”を創る!「フィッシュ・バイオテック」がスタートアップ・カタパルト優勝!(ICCサミット FUKUOKA 2021)


【登壇者情報】
2021年2月15〜18日開催
ICC FUKUOKA 2021
Session 1A
STARTUP CATAPULT
スタートアップの登竜門
Supported by ノバセル

近藤 佑太朗
株式会社Unito
CEO

株式会社Unito  創業者 兼 代表取締役。幼少期の3年間、父の仕事の都合上、東ヨーロッパのルーマニアで育つ。クロアチアのビジネススクールZSEMに留学。観光学が専門。帰国後、国内スタートアップ、Airbnb Japanで修行し、起業。創業1年半で、国内5拠点(伊豆大島・六本木・代々木上原・成田・雑色)、海外1拠点(Cambodia,SiemReap)で宿泊施設/Co-livingを展開。またその内5事業を2019年6月事業譲渡。2020年3月に外泊したら家賃が安くなる日本初の暮らしブランド「unito(ユニット)」をローンチ。


近藤 佑太朗さん 皆さん、こんにちは。

2020年代の新しい家賃システム「#リレント」を運営しています、株式会社Unitoの近藤と申します。よろしくお願いいたします。

本日は皆さんにお願いしたいことが3つあります。

1つ目が「unitoと#リレントを知ってもらうこと」、2つ目が「#リレントを理解してもらうこと」、そして3つ目は「応援していただくこと」です。

家に帰らない日は家賃を払わなくていい

unito(ユニット)は、「家に帰らない日は家賃を払わなくていい」という、日本初の料金システム「#リレント」を導入した居住プラットフォームです。

いわゆるBooking.comAirbnbの「暮らす版」です。

もしこの会場にunitoユーザーがいらっしゃれば、今日は家賃を払っていないと思います。

unitoの3つの特徴

unitoの3つの特徴をご紹介します。

①敷金・礼金がなしの、限りなく少ない初期費用

②日本初の「帰らない日は家賃がかからない」リレントシステム

③契約期間は1カ月。そのため気軽に住み替えが可能です。

外泊日数の設定で支払う家賃が分かる

簡単にウェブサイトをご紹介します。

よろしければ「unito」で検索して、実際のサイトをご覧ください。

エリアや予算でお部屋を検索し、希望の部屋を見つけます。

最大の特徴は、外泊日数(月に何日留守にするか)を設定すると、外泊日数に応じた家賃が自動で表示されるので、自分に最適な料金や外泊日数が分かる点です。

一般賃貸とunitoの違い

一般賃貸とunitoの違いは、unitoは限りなくソフトウェアに近しい居住プラットフォームであることです。

家具家電付き、保険は自動付帯、光熱費・管理費込みで、インターネットも完備されていて、1カ月ごとの契約解約が可能です。

そして、家に帰らない日はその分家賃が安くなります。

渋谷のマンションを家賃15万円で一般賃貸した場合、家具家電の購入費や初期費用を合わせると、初月の出費は約100万円にもなってしまいます。

unitoの場合、保証金を含めても20万円で暮らし始めることができます。

家賃が安くなる「リレント」の仕組み

では、なぜ家賃が安くなるのでしょうか。

ここで「リレント」というものが登場します。

リレントとは、居住者が留守の日をアプリで申請をすると、Booking.comやAirbnbなどのようなOTA(Online Travel Agent)サイトにリスティングされ、旅行者が部屋を借りられるようになる仕組みです。

民泊の運営と似ていますが、違う点が2つあります。

まず「掃除などの面倒なオペレーションが不要」な点、そして「必ず家賃が下がる」点です。

視点を変えてホテル事業者の立場が考えてみると、居住者が部屋を開けている日は、ホテルとして部屋を貸し出すことで収益を最大化することができます。

この表で言うと、ピンク色はunitoのユーザー(長期滞在者)、水色はunitoのユーザーが外泊した時の利用者(短期宿泊者)です。

unitoの物件は?

では、どのような部屋に住めるのかと言いますと、ホテルやサービスアパートメント(※) のような物件に住めます。

▶編集注:家具家電付きで掃除・クリーニングなどのサービスがある宿泊施設。敷金・礼金は不要で、契約期間をニーズに応じて設定できる。

帝国ホテルさんなども新規事業としてサービスアパートメントを販売し始めましたが、僕たちは2年前からこういう未来が来ると信じて、プロダクトを作ってきたのです。

お陰様で、ローンチ10カ月で掲載物件数は2,500室を突破しました。

unitoのユーザーは?

どのようなユーザーがいらっしゃるかと言うと、新卒社員くらいの年代です。

結婚はしていない、若手でバリバリ働いている方々を想像してみてください。

例えば、実家が首都近郊だけれども目黒あたりに住んで、都心で仕事をしているような人。

実家から職場に毎日電車で通うのはつらく、リモートワークも可能。実家や恋人の家などもう一つの拠点と自宅の距離が近い人たちは多いと思います。

このような方の1週間のスケジュールとしては、週2~3日は出社して残りの日はどこにいてもいいわけです。

そこで、「東京に週7日ずっと家を持つ必要が本当にあるのだろうか?」と僕たちは考えました。

unitoの潜在市場は4兆円

首都近郊で1人暮らしをしている人というマーケットは、440万人、8.4兆円規模です。

アンケートの結果、その中で週2日以上家に帰らないことがある人は45.5%もいるのです。

ということは、潜在市場は200万人、4兆円規模となります。

ローンチ10カ月で会員登録数は4,000人、200人前後がunitoを使用していて、ローンチ1年で30,000泊に届く見込みです。

これは、Airbnbの2009年とほぼ同じ数値であり、僕たちもAirbnbのようなプロダクトにするべく頑張っています。

宿泊市場の課題

最後に、市場の課題と成長性について説明させてください。

ホテルは都心に多く、供給過多になると閑散期には特に稼働率が低くなります。

また、日本では繁忙期と閑散期の価格差が問題です。

例えば、オリンピックの時は30,000円だけれども通常期の平日は4,000円といった料金設定のホテルがたくさんあると思います。

また、コロナの影響で旅行者や出張者が減っているので、閑散期の平日マーケットが半減している状況です。

「宿泊」と「賃貸」の市場をつないで、新しい暮らしを

そこで我々は、平日閑散期にはunitoユーザーに住んでもらい、繁忙期には一般の旅行客に住んでもらうという「二毛作」を宿泊施設の方々に提案しています。

ホテル・民泊のマーケットサイズは20万室で、未開業がまだ3万室もある大きなマーケットです。

「宿泊」と「賃貸」の市場をつないで、新しい暮らし、マーケットを創るのがunitoの役割だと思っています。

アフターコロナの新しいインフラに

最後になりますが、2021年にunitoはリレントを通して、アフターコロナの新しい暮らしを提供するインフラとなります。

あらゆる人に豊かな人生を届けていきたいと思います、ありがとうございました。

▶︎実際のプレゼンテーション動画もぜひご覧ください。

(終)

新着記事を公式LINEでお知らせしています。友だち申請はこちらから!
ICCの動画コンテンツも充実! YouTubeチャンネルの登録はこちらから!

編集チーム:小林 雅/小林 弘美/浅郷 浩子/戸田 秀成/大塚 幸

更新情報はFacebookページのフォローをお願い致します。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!